予定の変更|セミナー講師はやめておくことにした

「予定は未定」なので、そのつもりにしていたことでも気軽に変更すればよい。将来の予定として、

1. 某芸術大学(ピアノ)への進学
2. カウンセラーになる
3. セミナー講師になる

という三本柱を掲げていたが、ちょっと見直しすることにした。

それにしてもあらためて自分でもあきれたが、いまごろから某芸大へ行こうなんて、よくもまあ思いついたもんだなあ。しかしこの予定は安定して変わらない。このまま継続する。ピアノの先生は、このごろさすがに私の素寒貧ぶりがおわかりになったようで、かなり気長にじっくりどうにかしようと考えておられるようだ。

でもたぶん、この私が、先生の生涯で出会う人間のうち、最下層の貧乏人であるとは気がついていないだろう。おそらく先生には「住民税非課税世帯」なんて日本語はまったく通じないと思われる。いやべつに先生でなくても、ああアレぐらいかとただちにわかるヒトは少ないはずだ。


で、なんだっけ? そうそう予定の見直しでね、とりあえずセミナー講師はありえないとわかった。私、どうしてセミナー講師なんかやりたかったんだろう? そう、忘れた。物忘れひどいでしょ? いまやセミナー講師をやりたかった動機も忘れた。

たぶん心理学セミナーを開いてヒト集めていっぺんにやったら、ゼニが儲かるとたくらんでいたんだと思う。いま考えたらさすがにこれはありえへん。セミナーするってすっごくタイヘンだといまごろわかってきたよ。セミナーを「受ける」のとセミナーを「開催する」のと大ちがいなんだね。それに気がついた。なので、セミナー講師になるのは却下することにした。

では、「カウンセラーになる」というのはどうだろうか? パッと直感でとらえてみると、まだそんなに不可能ではないような気がする。カウンセラー養成講座で出されている課題は、いまのところ2ヵ月分が滞っている。

2ヵ月ぐらいなんとかなるんじゃないのぉ?とか言ってたら、ああそうか、サラ金の返済といっしょで気がついたら雪ダルマ式にエラいことになっとるかもしれん。しかしだな、カウンセラー養成講座はいちおう今年の12月まであるのだ。

どこかで詰めてがんばって追いつくということもできなくはない。それこそ心理学で年中言われているように「できる」と思ったら「できる」んだよね。「できない」と思ったら「できない」。それだけの話なので、カウンセラーになるというプランはこのまま続行することにした。


ただしカウンセラーになるにあたって、自分ではけっこうコレやばいんとちがう?と思っていることがある。それはやはり「忘れる」ということだ。自分がカウンセラー役をやっているとき、相手の話を聞いていても片っぱしから忘れていってる。

これね、べつに気合を入れたり努力したりで覚えていられるもんでもなくて、忘れるもんは忘れるんだよね。これこそ老人力なのだ。下流老人がカウンセラーの練習してたら、やっぱり話の内容をポロポロ忘れていく。こんなんで将来カウンセリングなんて商売できるのだろうか?

しかし、「できる」と思ったら「できる」のだ。
カウンセラー根本裕幸さんは「クライアントさんの話をよく聞くのが苦手というカウンセラーもいるんですよ。じつは私がそうなんです。でもそれは個性なんですよ。話を聞くのが苦手で、提案のほうが得意なカウンセラーもいるんです。そんなヒトは『話を聞かないカウンセラー』をウリにしたらいいんです」


それでいけば、私は「話を忘れるカウンセラー」でいいわけだ。守秘義務は万全だ。先月養成講座を受講していたとき、私が大塚あやこさんに思わず「カウンセラー役をやればやるほど自信がなくなります」と漏らしたら、あやさんは「なにもみんながみんな、私みたいにならなくていいのよ。あなたたちはあなたたちなんだから」と言われた。

そんなふうに答えられて、私はちょっと恥ずかしかった。てか、そもそもまったくカウンセリングの勉強をせずに「うまくカウンセリングができない」とグチをこぼしていること自体があまりにもオカしい。

ただふと思ったのは、え?いやあ、このぐらいの低空飛行でもかまわないかな? だってこれがいまの私にできるせいいっぱいのことだから。アタマで考えた理屈では、ピアノの練習時間を30分ほど削ってそれをカウンセリングの勉強にあてればなんとかなりそうだと思うのだが、それが実現したことはいちどもない。空いた時間はすべてピアノに吸い取られる。

しかも最近さらに不穏な兆候として、小説の魅力というのがチラチラしている。ヤバいっスねえ。それでなくてもぜんぜん時間ないのに、ココにきておまえ、小説読むっちゅーの?


でもまあ「起こることはすべて正しい」んだよね。それに小説のおもしろさが生まれてはじめてわかって、そうそう、逆上がりできちゃったあ、みたいにウキウキしてるんだよね。ヤバいほどおもしろそうなことなんてガマンできないよね。それどころか人生の楽しみが増えるんだから、これは絶好のチャンス到来だ。

だから私は「ぜんぜん勉強しなくて聞いた端から話を忘れるカウンセラー」をめざせばいい。そんなカウンセラーのところに相談に行こうというヒトはいるだろうか? いやそれはだね、行くか行かないかはそのヒトが決めることだから、私には関係ない。それで商売になるならないはそのときに考えたらいい。

とりあえず目の前の草だけ抜いてたらいいから、溜めこんでる課題にぼちぼち取り組もう。

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