私は「ひとの好意を反射的に拒否する」という悪癖がある。
もっともそれに気づいたのはほんの少しまえからだが、よくよく思い返すとたぶん小学1年生ぐらいからやっていたね。ということは、幼稚園でもやってたかもしれん。あんまり長いあいだ「ごく当たり前」にやっていたから、べつに意識したことはいちどもない。
けれども、今年3月~12月「ビリーフリセット・リーダーズ講座(略してBRC)」に通ってカウンセリングを学んだおかげで、ある程度客観的に「自分の心の動き」がわかるようになってきた。
だから気がついたんだよね。私って「だれかが手を差し伸べてくれると、『そんなもの、いらないっ!』ってバッとその手を払いのけてしまう」って。これ、しょっちゅうやってる。大むかしからやってる。
すると、このままだとこれから先もずっとやるはずで、それじゃあ将来パートナーとぜったいウマくいかないよねってわかって蒼くなった。
この妙なクセは、BRC受講中にもしばしばあらわれた。堀江さなえさん(社団法人ビリーフリセット協会認定カウンセラー)から、真心のこもったメールをいただいたりしても、私の中でまず生じるのは「反発」だった。読むととっさにハラが立つ。そう感じるものはどうしようもない。
当時はまったくわからない。しょうがないからせいぜい「すなおにならなきゃ。こういうときはほんとはうれしいはずだから、うん、うれしい? そのうちうれしくなる?」ってな具合でどうも変だった。
ほんとは「うれしい」と感じるはずのシチュエーションなのに「うれしい」という感情が湧かない。そのひとのやさしいことばが「ぜんぜん沁みとおらない」。むしろハラが立つ。
これはほんまにヤバいんちゃう?! これぜったいビリーフ(無意識レベルに入り込んだ「思い込み」「信じ込み」「考え」)があるはずだよなっ?!
でも、自分ではどんなビリーフなのか皆目わからない。てか、そのときの状況を思い出すとあまりにも胸クソ悪くなるから、ひとりではまったく向き合えない。
なので、今夜Zoomで堀江さなえさんの「ビリーフリセット&エンパワメント・セッション」を受けた。Zoomがつながりさえさん(堀江さなえさん)のお顔を見た瞬間、まあもううれしくて感動したねえ。ほぼ毎日Facebookではやりとりさせてもらっているのにね。
さえさんのセッションを受けるのは2回目。初回は東京目黒のセッションルームにお伺いして対面でセッションしていただいた。→「自分の意志を持つな」というしつけの結果|堀江さなえさんの個人セッション その1(「その6」まで書いているよ)
私はさっそく「『ひとの好意を反射的に拒否する』ってこれはいったいなんなんでしょう?」と、じっさいの出来事を話しはじめた。で、あらためて思ったのだけど、さえさんって「まさにこれ!」ということばを確実にキャッチしてくださるんだよねえ。
自分ではつかみきれないから、ついズラズラタラタラ並べ立ててしまうんだが、そのなかからピンポイントで「これでしょう?」って拾って見せてもらうと、おう!まさにそれそれ! そこから突破したかった、できそうだ!って実感が湧いてくる。
そして「いちばんわかってもらいたかったソコ」をていねいに検証してくれるので、いやあ、すごくうれしかった。ほんと、まずはソコ聴いてほしかったんだなあと気づかされたよ。
で、しょっぱなから大満足したんだけど、あとになってセッションのなかほどでさえさんが「春子ちゃんは『満足』ってことば、よく出ますね。いまで3回目」とか言われてしまった。ひゃあ、カウントしておられる。たしかに私はやたら「満足」したい生きものなんだよねえ。
なんかとても楽しくなってきたら、さらにうれしいことが起こってしまった。さえさんが手にされていたマグカップが、私のマグカップとまったく同じ絵柄だったのだ。形はちがうけれど、絵柄はまったくおんなじという偶然ね。
私はカーテンとか食器はやたらこだわるから、そのマグカップもネットで数百個は眺めていっちゃん気に入ったヤツを買った。さえさんも「この柄が好きで買ったのよ」と言われる。あまりにびっくりしてその前になんの話していたか忘れた。
そしたらさえさんがちゃんと復帰させてくれて、まずは「ひとの好意を拒否したとき、どんな気もちになりますか?」と尋ねられた。
う~ん、それはねえ、「いまさらいらない」だなあ。
そう、それ。いまさらなんだよ、いらねーよっ!って気分だよねえ。まあ、それはそのまま「インナー母ちゃん(自分の心のなかに内在している母)」に対する気もちだよね。
しばらくその「いまさらいらねーっ!」ってのが母ちゃんのとき、どんなふうに発動していたかおもくそ再現した。これははじめてだなあ。なんでこういうの、自主トレ(カウンセリング)でやらなかったかな。たぶん避けてたからかなあ。
だいたい明瞭な「母ちゃんテーマ」はやってないわ。私がいっつもやってたのは「仕事やりたくない」ばかりだった。カウンセラー役のひとに「またソレですか?」って言われるほどずっと「働きたくない」をやっていた。
はれ? なんで「働きたくない病」が鎮火してきたんだろう? うん、それもね、さえさんが初回セッションのときに言ってくれたことばが効いているなあ。あまりにも意外で、けど「そういえばそうだなあ」ってだんだん納得してきたんだ。
いまのパート、悪くないよね。まだ失敗ばかりでぜんぜん覚えられないけど、出勤するとき絶望するほどイヤにはならなくなったよね。
気がついたら、いつの間にかそうなってたよ。