もっとちゃんと練習するつもりだったのに、「あの事件」が勃発したから、わやくちゃになってしもうた。
「あの事件」とは、このブログのテーマ(ワードプレスの)を変えたら、グーちゃん「自動広告」が消滅した事件ね。
いやあ、パソコン関連のトラブルは、ほんと時間取られるね。
でも、いまはココナラでお願いしたプロのかたが、すぐに一時的な処置をしてくださって広告も復旧している。さらに、根本的な解決に当たってくれている。
すげえわ! 丸投げでOKなんだよっ!(感涙)
私はもう、ブログのこたぁ、すっかり忘れて、昨日の夜は、ベートーベンソナタの突貫工事して、今日の朝は、バッハの暗譜にテコ入れしてからレッスンに向かった。
▼ハノン18番/「8」の変奏で → やっと合格。
しかし、さいしょに弾いたときは、響きの乏しいもっさりした音だったのね。
先生「力を抜くといっても、抜け切ってしまったらいけません。重たくなってしまう。まるで、そう、お米の袋みたいに」
ああ、なんかよくわかるわあ。
このごろ「芯のある音」って、たまに弾けるようになってきたから、すごくよくわかる。
ごく小さい弱い音でも、かすかに「粒」が感じられる音ってあるし。
手にも腕にも、まったく力を入れていないようでも、どこか一点支えがあるし。
▼ハノン/嬰へ短調スケールとアルペジオ → 不合格。
アルペジオが、バッタバタしちゃって不合格。
「まず、すごく小さい音で弾いてみましょう。それから……」と、ウチでやる練習方法を教えていただく。
ええと、いま書いていて気がついたが、このスケールの名まえが「嬰ヘ短調」ってわかっていなかった。
なんかさあ、「ファの♯ではじまるヤツ」って弾いてるだけやった。
名まえ、覚えられへん。「嬰」とか、漢字むずかしすぎ。
▼バッハ:フランス組曲第6番ジーグ → ついに合格!
でも、暗譜になると、やっぱりどこかが抜ける。ウロタえる。まごまごする。
とくに左手。
あーあ、左手から暗譜しとるのにね。傷だらけ。
ウチで弾いてるときの3割引きだよ。スーパーの値引きじゃねーんだから。
しかし、先生は「先週よりはいいですよ」と合格にしてくださった。
これでとうとう、フランス組曲第6番がぜんぶ終わった。6番の前に、5番も弾いた。
つぎの曲はなんだろう?って、じつはここしばらくドキドキ楽しみにしていた。
そしたら、先生はさーっとひと通り楽譜をご覧になって、
「じゃあ、つぎは4番にしましょう」
お、おう。これも大好き(嬉泣)。あったかーい変ホ長調。ホコホコしあわせになれる。
▼ツェルニー40番の11番 → 2回目のレッスン。
あきらかに練習不足だなあ。それに、きれいじゃない。表情もない。
それを、どうしたら「うつくしくなるか」を具体的にご指導いただく。
左手の伴奏がカギ。躍動感を生み出すのも左手。
右手は、たまにキラッとさせるけど、基本はごく軽やかにひらひらと。
▼ベートーベン:ピアノ・ソナタ第10番Op.14-2 第1楽章 ト長調 → 2回目のレッスン。
これも、工事の真っ最中。しかし、できるかぎりハッタリを試みる。
そうしたら、弾き終わったあと、先生がこうおっしゃった。
「いいですね。すごく音楽的でした」
へ? そ、そうなんですか?
「どうしてそんなにスイスイ弾けるようになったんですか?」
えーっ? ま、まだ工事中なんですけどっ?! ほんと練習できてなくて……
う~ん、でも、なんでだろ?
たしかに、この曲も大好きで、けど、まさか自分で弾くことなんて想像もしてなくて。
だけど、これ弾いていると、すっごくしあわせになれるんだよねえ。
とってものびやかで誠実でまっすぐで、わあ、ベートーベンだなあって、しみじみうれしくなる。
で、のびのびできるんだよねえ。
まるで、広々とした草原のなかを歩いているみたいにね。
でもなあ、「スイスイ弾けるように」してくれたのは、先生なんだけどね。
ひええ、こんなソナタ弾けるなんて、まだ信じられねえっす。
ただし、こまかいところは要修正どっさりで、その音型に応じたテクニックを教えていただく。
▼真ん中のスゴくなるところ。
この「3つと2つの合わせ方」は、前にモーツァルトソナタK332第1楽章で、教えてもらっていたから、おお、それそれ、それでやったらええねんって、ウチで練習してた。
でも、右手がまだまだで、そしたら先生「これは、こういう手のカタチにすると、大事な音だけ響かせられます」と説明してくださる。
はああ、これ、教わるのははじめてだなあ! あえて、関節をそんなふうにするとはね。
けど、なるべくそのカタチを保つように弾いたら、その場でかなりよくなった。
うわ、また「お宝」もらっちゃったよ。