「うん、まじめに借金は返そう」と、急に人間らしくなってきた。
相変わらず「借金の紙」が見つからないので、あとどれぐらい残高あるのか、さっぱりわからんが、いやまだしっかり7ケタあるはず。
ええと、つまり、2年前にグランドピアノを全額ローンで、衝動買いしたから、ずーっと借金返済せんとあかんのよ。
でもね、買うたピアノはね、毎日2~3時間は使っているから、すっごく有効活用できている。額に見合うだけ納得できる使いかたができているなあ。
それでいくと、クルマのほうがはるかにムダが多いのう。
いま乗っている軽トラは、ほう、2017年5月に取りに行っとるわ。
ああ、そう、4年ちょっと乗ってるけど、まだ3万キロしか走っとらん。
1年→7,500km、1ヵ月→625km、1日→21km、少なっ!
クルマは、軽であっても、年間維持費がぜったいかかるから、もうピアノとくらべたら、はるかにムダ使いしまくりである。
まあでも、それこそピアノのレッスン行くのに、往復150kmの足になっている。
てか、レッスンは月4回、150km×4回=600kmだから、ありゃ、まさに「1ヵ月→625km」ってのに、ほぼ勘定が合うよ。
そっかー、あたしゃ、ゼニのほとんどをピアノにブチ込んでいるんだなあ、とあらためて気づく。
でも、弾くの、おもろいし。
これだけ楽しめるヤツ、もうやめられへんし。
だいたい「山」もそうだったけど、「ゼニがかかるから → ちょっと考えようか?」って発想が、私にはない。
山は「登りたいから、登る」。
ピアノも「弾きたいから、弾く」。
たぶん、電気止まるとかにならないと、「あれ?」って思わないだろね。
電気止められたら、電子ピアノはあかんけど、グランドピアノはイケるな。電気なしで動くモンって、現代ではなかなか貴重な機械やと思う。
とはいえ、その貴重なピアノちゃんが、ローン払えなくて「ドナドナ」されないように、毎月借金だけは返せるようにしたいのだ。
だから、ホレ、「ネットで小銭稼ごうキャンペーン」なのである。
そいで、うん、アフィリエイトとかやろうかな?と、気軽に考えてみたけど、アレ、いま、個人でやるのはすっげえむずかしいんだって。
アフィリエイトって、「広告で稼ぐ」ことなんだけど、「なにか商品が売れたら → ゼニコもらえる」というヤツと、「クリックしてもらえたら → ゼニコもらえる」ヤツと2種類ある。
その「なにか商品が売れたら」は、もう「個人ひとり」じゃムリだって。
いまはもう「でっかい企業」が、そういうのをやっちゃってるから、個人でやるのはダメなんだって。
ふうん、なんかに似ているなあと思ったら、
そう、「古本せどり」といっしょだね。
むかし、古本せどりが流行っていたころ、個人のひとたちが、ブックオフで105円で仕入れて、それをアマゾンで売って、バカバカ儲かってたのよね。
↑この本の著者「吉本康永」さんは、予備校講師をしていたが、古本せどりをはじめて、2年で1700万円も売って、当時すごく有名なひとだった。
お人柄のいいかたで、自分のブログでけっこうノウハウを親切に書いてくれていたりで、せどらーから慕われているひとだったのに、急に亡くなったの。大動脈瘤破裂だったかな。
あとに残された奥さんのために、せどらーのひとたちが、あれこれ助けてあげてたなあ。
さて、ブックオフは結局、アマゾンの古本価格に合わせて高くなっちゃって、もうそのやり方は通用しなくなったんだ。
いっぽう、古本をあつかう業者は、もともと個人から安く大量に買い取って、それをアマゾンに出品している。
いま現在、アマゾンで売られている古本は、そういう「大きな業者」が販売しているのが大半だ。
そりゃ、間にブックオフをはさまずに、直接個人から買い取って、アマゾンで売れる業者が強いに決まっている。
けれどもね。まあ、たんねんに「スキマ」を探せば、いまでも古本せどりをやれなくはない。
どういう「スキマ」かというと、「ブックオフが、うっかり値付けをまちがっている本」をねらえば、「ブックオフで安く仕入れて → アマゾンで売って → 差額を儲ける」というのは、いまでも可能だ。
でもねえ、私は、もうやらないなあ。
というのも、「注文が入って、即、お客さんに発送する」というのが、ものすごくストレスになるからだ。
むかし、何十冊もやっていたときは、アマゾンの倉庫にまとめて納品して、アマゾン側に「発送」も「集金」もまかせていた。手数料はかかるけど、すごくラクだからね。
手数料を安くするのは、「自宅に保管して、注文のつど、自分で発送する」やり方。
でも、それ、しんどいわ。もう「物販」やる元気ないわ。
なので、いま「モノ以外で、なんか売れるモン、作ろう」って考えている。
たぶん「情報」だな。
アヤしいだろう? な? ヤベえ香りがプンプンするよな?
いや、でも、作る(書く)からには、ちゃんとそれなりの価値があるもの、作りたいと思ってるよ。
だって、「ピアノ、ドナドナ」は困るもん。
そうならないために、「アヤしくて、じつはそうではないモン」を作ったろう、イッヒッヒと、まるで魔法使いのバアサンみたいに、背中を丸めてしのび笑いをしとるんじゃよ。
おまい、やっぱり「人間」になれねーじゃんっ?!