世間のひとは、けっこう「自炊」している?
このブログに対して、メッセージをいただいたとき、すみません、お返事できていません。
申し訳ないのですが、メッセージのやりとりとか、すごくしんどく感じるので、どなたにもお返事差し上げていないのです。
もともと、文章を書くのが、ひじょうに遅い。なにやっても遅い。
たぶん、メッセージのお返事とか、はじめてのひとに差し上げるんだったら、ひとつに1時間はかかりそう。
なので、ほんと、すみませんが、いまのところ、メッセージへのお返事は、やっぱりできかねます。
なんですが、▼昨日の記事、
をアップしたあと、たくさんメッセージをいただいてしまった。
みなさん、自炊のアドバイス、ありがとうございます。
それで仰天してしまったのだが、世の中、こんなにもたくさん、「自炊しているひと」がいるんだなあ!
私は、このブログで、ピアノとか心理学のことをよく書いているけど、いや、まずメッセージをもらうことはなくて。
ということは、世間では、「ピアノや心理学やっているひと」よりも、「自炊しているひと」のほうが、ずいぶん多いのかもしれない。
すごいなあ。
あんなにタイヘンなことを、やっているひと、多いんだね。
自炊 その2|ぶり大根|58分
自炊チャレンジ、2回目。
前回、いきなり野菜を2種類(ピーマンと玉ねぎ)もやったら、あまりのタイヘンさに、脳ミソがフリーズしてしまった。
なので、2回目は「野菜はひとつ」に。
「野菜の皮をはがすのに → 『ピーラー』という器具を使うといい」と、聞いていたので、購入。
しかし、大根の皮をはがすのも、難度が高い。
包丁とおなじく、新しい道具を使えるようになるまでは、そうとう時間がかかりそうだ。
ピーラーも、ぜんぜんウマくいかなくて、休み休み、手をぷらぷらさせながら、長いこと、がんばる。ふう。
でも、「野菜ひとつ」は大正解で、結果的に、前回よりは作業時間を短縮できた。
今回、すべての作業(洗い物も含めて)は、58分で済んだ。
この58分には、「煮込み時間15分」は含まれていない。
煮込んでいるあいだは、ピアノを練習していたので、その15分は除外してある。
洗い物、つまらない、むなしい
これまでずっと、およそ25年間は、スーパーの総菜だった。
すると、洗い物ってほとんどないんだよね。
カラの容器捨てるだけ。スーパーで必ず割りばしもらっているから、それも捨てるだけ。
だのに、自炊したら、すっごく洗うモンが増えて、げえっ……
洗わないといけないモンが、目に入るだけでウンザリ。
でも、タイマー(カウントアップ)をかけると、しかたなくやりはじめる。
そしたら、洗い物ぜんぶに 17分かかっていた。
ふう。
こんなにテクノロジーが進化しているのに、なんで、ちまちま洗ったり乾かしたりしまったり。
あ、食器洗い機という方法もあるよなあ。
自炊のメリット、デメリット
「ぶり大根」を、はじめて作ってみた。
大根は、甘みと苦みが混ざっている。
ぶりは、「魚だなあ、繊維が、肉より細かいなあ」という感じ。
スーパー総菜より、量と汁気が多いので、身体があったまる。
たしかに、身体にはよさそうだ。
しかし、「おいしいか?」というと、そこは、あまりよくわからない。
前回作った「ピーマン・玉ねぎ・牛肉煮」とも、目立った変化はない。
自炊って、もっとおいしいモンかと、期待しすぎていたな。
もともと、「食べ物は、ガソリン補給」みたいなイメージがあるので、そのガソリンのちがいを、まだ体感できていないのかも。
なので、いまのところは、「アタマで考えて → 栄養を取る必要性があるから」というメリットのみで、自炊している。
全体の印象としては、デメリットのほうが大きい。
「時間と手間が、こんなにもかかる」というのは、キビしいところだねえ。
味覚と聴覚|感覚はトレーニングで変化する?
じゃあ、自炊のメリットを大きくするには、どうすればいいのか?
ひとつには、「味覚を発達」させて → 「おいしさ」というメリットを増やすことが、有効かもしれない。
「おいしさ」がわかると、手間ヒマかけて、「それでも自炊するぞ」という意欲が湧くのかも。
「感覚」というものは、トレーニング次第で、ずいぶん変わるんじゃないか。
私は、「聴くこと」に関しては、かなり変わってきたように思う。
これまで、ピアノのレッスンを2年半受けてきたが、毎週徹底的に「細かい音のちがい」を教えていただくうちに、ちょっとずつ「聴き分けられる」ようになってきた。
それを、自分の演奏に反映させるのは、まだまだだ。
しかし、なにかをちょっと聴いたとき、前よりはずっと、いろんなちがいがわかるようになった。
そして、「こういうのが、きれいだよね、うつくしいんだよね」という「基準」が、わかるような感じでもある。
「わかってくる」と、弾くのも聴くのも、楽しくなってくる。
ということは、だ。
いま現在、「味覚がニブい」けど、それは、毎日意識したり、観察したりで、だんだん「ちがいがわかる」ようになるかもしれないね。
あと、味覚って、「本人さえ、満足できたらOK」だから、「自分が『おいしい』と感じるなにか」を、自分でとらえられるように、なれればいいか。
よし、じゃあ、自炊もボチボチつづけてみよう。