引っ越しするとき、引っ越し屋さんが、部屋からぜんぶ荷物を運び出したあと、いつもびっくりする。
うわ、この部屋、こんなに広かったんだ!
まあ、そもそも、これまで一度も、ちゃんと「片付け」していないし。
引っ越し前なんて、荷造りするだけで、せいいっぱい。
いつも、引っ越し屋さんが、ウチに来る直前まで、段ボールに詰めるのに必死。
でも、どこの引っ越し屋さんも慣れているから、私が箱詰めできていないモノも、ぱぱぱっと梱包して、すべての荷物を、あっという間に運び出してくれる。
ガランとして、足音が反響する部屋になってきた
引っ越しのとき、モノがなんにもなくなって、ガランとした部屋は、とても新鮮だ。
部屋のなかを歩くと、音がよく響いておどろいてしまう。
さて、いま現在、600個以上のモノを処分したら、
うわ、足音がすごく響く!
荷物がなくなって「ガランとした部屋」の音に、近づいてきた!
いやあ、この「音の変化」は、すごくうれしいねえ。
床可視率もどんどん上昇。
冬の掛布団、カバーをかけるのも、部屋のど真ん中にフトンを広げて、ゆうゆうデキる。
生活全般、なんでもスムーズにデキるようになってきて、すがすがしい気分。
なるほどね。
「1000個捨てチャレンジ」というのは、とても適切な数字だね。
この調子で「1000個捨てる」と、めざましく変化しそうだ。
トシを取ると、本を読むのがしんどい
小学生のころ、童話を読むのが好きだった。
ウチの父ちゃん、本とレコードは、すぐに買ってくれた。
子どもだから、そんなにキチンと「こういうのが欲しい」とは言えない。
でも、たまたまだろうが、父ちゃんが買い与えてくれる本は、けっこう好みの本だった。
世界の童話を集めた、辞書みたいにぶあつい本も買ってくれた。
小学3、4年生ぐらいだったかな?
私はその本が大好きで、表紙の手ざわりまで、いまもよく覚えている。
「今日は、どのお話を読もうかな?」と、しょっちゅう楽しみにしていた。
子どものときは、そんなに本が好きだったのに、しかし、いまはもう、本を読むのがめんどくさい。しんどい。
だいたい、「読むハシから、すぐに忘れる」のが、すっごく不便。
本って、ある程度、記憶に残ってくれないと、とちゅうでサッパリわからなくなる。
「権兵衛が種まきゃ、カラスがほじくる」按配で、もうね、本はしんどすぎるわ。
まあ、だからもう、「本を卒業する潮どき」なんだと思う。
「1000個捨てチャレンジ」14日目 37個捨てた/累計691個 作業時間 2時間48分
というわけで、今回できるかぎり、本も捨てることにした。
いまは、それこそアマゾンのおかげで、古本もかんたんに手に入る。
読めそうにない本は、いったん手放そう。
どうしても欲しかったら、また買ってもいいし。
いや、たぶん、もう買わないだろうなあ。
これから、5年、10年たったら、もっとデキないことが増えるし。
そろそろ、いろんなことを「あっさりあきらめて」、いまデキることだけに専念しよう。
本といっしょに出てきたバインダー。
さっさと捨てる。
ぜんぶは撮影できなかったが、今日は、34冊の本や楽譜を捨てる。
楽譜は、バイエルやブルクミュラー25、ツェルニー100番とか。
え? トシ取って、バイエルしか弾けなくなったとき困る?
そのときは、また買ったらいい。
大きすぎる段ボール箱を小さくする
これだと、送料が高くなるし、本も傷みやすい。
送料は、業者さん負担だが、できれば安くしておきたい。
段ボール箱の外側に印をつける。
上から18cmのところに、ボールペンでぐるっと線を引いておく。
その印を目安に、カッターで折り目などをつけて、箱を縮小する。
今回、縮小前は「120サイズ」だったけど、縮小したら「100サイズ」に収まった。
というようなことを、古本せどりをしてたころ、よくやっていたのでね。
100サイズとは、縦・横・高さの合計が100cm以下である箱。
「みかん箱ぐらい」とは、100サイズ。比較的、ラクに持てる大きさ。
本│どのぐらい減らせたか?
もっと思い切ったらいいのに、まだ手元にたくさんあるよ。
残っている本:75冊 (ふつうの本 46冊、楽譜 29冊)
うむ、意外と楽譜が多い。
弾けない楽譜、持っていてもしゃーないのに。
オクターブが出てくる楽譜を、ぜんぶ捨てると、きっと数冊になってスッキリしそうだが。
「ふつうの本 46冊」も、なるべく読んでいって、随時処分したい。
音楽関係とかプログラミングとか、未練がましくいろいろありすぎ。
めざせ! 本ゼロの人生!
まあ、トシを取ったら、柔軟に価値観も変えていかないとねえ。
どうもまだ、「本を読めていた自分」に、執着しているみたいだよ。