ピアノレッスン第130回 記録 |「ブサイク」な演奏とは?

「ルールにはずれたものは不細工」という文字と、「変わった顔の男性」のイラスト ピアノレッスン記録

「一寸先は闇」だ。

いつなんどき不測の事態が起こってもいいように、ピアノのレッスンだけは、かならず毎週行きたい。

てか、そもそもキャパがちっせえから、ピアノ最優先に据えておかないと、自分がしんどいんだよね。

ピアノ以外のスキマ時間に、ほかのことを組み込む。

そうやってこなせない用事は、あっさり切り捨てておく。

片付けとおんなじで、どこかで線引きして、たいしたことないモノは見限っていく。

お手数ですが、どれかをポチして → またお戻りください。とっても励みになります!
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 一人暮らしへ にほんブログ村 シニア日記ブログへ にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ




1日当たりの平均練習時間
レッスン日 平均練習時間/日
2022/2/8(火) 2時間52分
2022/2/15(火) 3時間56分
2022/3/1(火) 2時間58分
2022/3/8(火) 2時間53分

5分減ってる。

なんか「3時間」の前に壁がある?

てか、前々週、どうして「3時間56分」もデキたんだ?

でも、そのときのレッスン、はかばかしくなかったんだよね。

質の悪い練習しても意味なし。



ハノン

ハノン23番│合格(2回レッスン後)

ハノン23番│1-2小節

ハノン23番│1-2小節

まずは、ふつうに弾く。

2回目弾くときのイメージは「眺める」というお題だった。

私は「朝露を眺める」ことにした。

山の朝、テントを撤収して、登山道を歩きはじめると、あたり一面の草に朝露がびっしり付いて、キラキラ輝いている。

あのキラキラがいいなあと思って、先生に「『朝露を眺める』にしました」と言って弾きはじめた。

低音部分ではちょっとキラキラのイメージがうまく乗っからなかったが、高音に差しかかると、わりとキラキラコロコロした感じに弾けるようになった。

演奏が終わると、先生がこう言われた。

「さいしょはもうひとつですが、とちゅうから、いろんな景色が見えるようになりましたね。

あのう、以前一度だけキャンプというのに行ったことがあるんです」

「は、はい……」

「たまたま時間があるときに、誘ってもらって、はじめてキャンプ場に行ったんです。

そして、はじめてテントで寝たんです。外で寝るなんてはじめてでした」

「……そ、そうなんですね」

だ、だめだっ!

ぴあののせんせいが、てんとでねるなんて、まったくそうぞうできないっ!

「でも、外で寝ることが、あんなにすてきなことだって、よくわかりました」

「そ、そ、それはよかったですねえ」

「それで、朝起きて、外に出たら、そのあたりの草がぜんぶしっとりしていて、一面朝露がついていて感動しました。

そのときのことを、いま聞きながら思い出しました」

「はぁ~、そぅ~ですかぁ~、そぅ~なんですねぇ~。

……でも、おんなじです。私も草びしゃびしゃを思っていました」

「は? そう?」

「はい、そうです」

そして、合格になった。

ロ短調スケール│合格

ハノン39番│ロ短調スケール│1-4小節

ハノン39番│ロ短調スケール│1-4小節

「苦手な調を選んで練習」シリーズ、その9。

嬰ヘ短調、嬰ハ短調、嬰ト短調、変ホ短調、変ロ短調、ヘ短調、ハ短調、ト短調のつぎとしてロ短調。

いま使っている楽譜 ハノンピアノ教本 全音ピアノライブラリー



ツェルニー40番の29番│合格(1回レッスン後)

ツェルニー40番-29番│1-3小節

ツェルニー40番-29番│1-3小節

これはとても好きだったので、思い切って暗譜で弾いた。

▼25-31小節│最高音等を、アクセントではなく、ポンッとはじける感じで。

ツェルニー40番-29番│25-31小節

ツェルニー40番-29番│25-31小節

「ポンッ」のはじけ具合がうまくいかなかったが、おしまいだけ4回弾いて合格。

いま使っている楽譜 ツェルニー40番練習曲 全音ピアノライブラリー



バッハ:フランス組曲第3番 アルマンド│2回目のレッスン

バッハ:フランス組曲第3番 アルマンド│1-2小節

バッハ:フランス組曲第3番 アルマンド│1-2小節

先生「『語尾』に当たる音が『ある法則にのっとって』ブサイクですね」

ある法則? ブサイク?

「つねにうつくしくしてください」

「はい……?」

八分音符のうしろの音がドンとなっています。

それも、八分音符のつぎが休符か、または八分音符がつづくときに、そうなっています。

つづきが十六分音符のときは、そうしているヒマがなくて、目立たないのですが」

バッハ:フランス組曲第3番 アルマンド│17-20小節

バッハ:フランス組曲第3番 アルマンド│17-20小節

先生「うしろがドーンとなっていることが、とても気もち悪いと感じるようになってください」

このことについては、今回とくにくわしく解説していただいた。

それに、お手本の演奏がねえ。

私もようやっと、「小さい音」の種類を聞き分けられるようになってきた。

先生が弾かれる、まったく質感のちがう弱音を聴くと、ああ、そんなに「別のもの」として、うしろの音をひっそり鳴らすんだなあとわかる。

いま使っている楽譜 春秋社版 バッハ集 3



モーツァルト:アレグレットによる12の変奏曲 K.500│1回目のレッスン

モーツァルト:アレグレットによる12の変奏曲 K.500│主題

モーツァルト:アレグレットによる12の変奏曲 K.500│主題

主題は、たった8小節と短いけれど、ほんとモーツァルトらしくて魅力的。

先生「装飾音にとらわれないように。

そして、上るほうは2小節かけて上るのに、下りは1小節しかないということを考えてください。

それに『主題』がなによりも大切です。

『主題』をとびきりうつくしくしてください

トリルは、「手のひらの中を高くして」弾くこと。手首ではなく、手のひらの中を高くする。

いま使っている楽譜 モーツァルト:ピアノのための変奏曲集 2 │ウィーン原典版



今日のレッスンを振り返って

私が「野宿常習者」だということが、バレなくてよかった。

もう、そういうのからは足洗ったんだよ。

それより「ブサイク」なの、ぜったい直すぞ!

同じカテゴリーの、つづきはこちら
「怖いところ」へ突っ込む勇気が出るような出ないような
「ピアノの音色」というのは、何種類もあるんだ。 ということに、だんだん気がついてきた。 いまごろ。 そう、いまごろねえ。 あらためて、なんにもわかっていなかったなあ、と思う。 お手数ですが、どれかをポチして → ま...
同じカテゴリーの、前回はこちら
ピアノレッスン第129回 記録 |「弾けそうな曲」を自分で考えてみる時期?
先週は、治験のため、レッスンをお休みさせてもらった。 うう、レッスンが1回減るの、ツラい。 健康寿命が尽きるまであと15年しかねーのに、その有限の人生で、レッスン1回減るの、かなわんわ。 とはいえ、治験協力金やネット稼ぎで...
タイトルとURLをコピーしました