「怖いところ」へ突っ込む勇気が出るような出ないような

「扉の向こうに行っていいの?」という文字と、「扉」のイラスト 音楽

「ピアノの音色」というのは、何種類もあるんだ。

ということに、だんだん気がついてきた。

いまごろ。

そう、いまごろねえ。

あらためて、なんにもわかっていなかったなあ、と思う。

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ずいぶん長いあいだ、「メロディー」しかわからなかった。

モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第16番 K545 第1楽章│1-4小節

モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第16番 K545 第1楽章│1-4小節

ああ、「ドーーミーソーシーードレドー」というメロディーの曲だなあ、としかわからなかった。

自分でも、どんだけアホやねんって思うけど、ずーっと長いあいだ「音に『強弱』がある」ってことに、気がつかなかったのよ。

子どものころ、いちおうピアノを習っていたけど、わはは、「強弱なし」で弾いていたわ。

ほんま、楽譜に「ド」があったら、鍵盤の「ド」を押す。

楽譜の「ミ」を見て、鍵盤の「ミ」を押す。



自動販売機的ピアノ練習
コーヒーのボタンを押したら → 缶コーヒーが出てくる。
ドの鍵盤を押したら → ドが出てくる。

↑ずっとコレやってた。

だから、ピアノの鍵盤を弾くというより、ボタンを押す感じね。

そうそう、強弱なしのキーボードを押しているみたいな。

で、「音に強弱がある」ということに気づいたのが、40歳過ぎてからだった。

いやあ、びっくりしたよ。

わ、音楽って、ぶわーっと音が大きくなったり、しゅーっと小さくなったりするんだなあって。




はは、あまりのアホさ加減に笑えてくるけど、すいません、40年間もわからんかったなんて。

まあ、そういうのをCD聴いていて「ほんのちょっとだけ」わかるようになってきた。

ふう。

それから、さらに20年近くたって、いまですやん?

やっぱり根本的に「聴き取る能力」が低いから、フレーズの終わりでドッシンとなっていても、わから~ん。

アタマでよくよく考えて、ああ、おしまいの音だからちっちゃくしなきゃ、だけど、それもなあ。

それって、結局「音楽で当たり前のこと」が、まだまだ沁み込んでいないんだね。

で、ブサイクな演奏になっちゃうんだよ。




「ピアノの音色」も、ちがいがあるということに気づいたのが、今年になってからかな?

ちなみに「ピアノのちがい」は、いまだにわからんのよ。

これもむかしからぜんぜんわからなかったが、いまもほとんどわからない。

なので、ピアノのメーカーとか機種とか、なんのことかわからんねえ。

まあ、自分で弾いていて、生ピアノと電子ピアノのちがいは、わかるようになってきた。

電子ピアノの音が「きれいすぎる」のはわかる。

「生ピアノのちがい」は、とりあえず後回しにしよう。




練習していて問題なのは、やっぱり「強弱」と「音色」

そもそも、どういう音の強さで、どういう音色で弾くのか?と、自分で予定(?)を立てておかないとダメだとわかってきた。

いまはねえ、行き当たりばったりですな。

たまたま、まぐれで「当たり」のときもあるけど、いや、大半「はずれ」か。

「なんとなく、おおざっぱにこんな感じ」ぐらいでしか弾いていない。




前々回のレッスンのとき、先生が「そろそろ『自分の音』を意識してみましょう」とおっしゃった。

「これが『私の音』『私の響き』」という感覚を持つようにとのこと。

ごくしぜんに、いつもその「私の音」で弾けるようにしておくように、と。

ああそうか、いっつも行き当たりばったりじゃいけないんだなあ。

う~ん、なんとなくすごく自信がなくて、たまたま出た音にまかせてしまっている。

どこかでやっぱり「自動販売機ぐらいでいいや」とあきらめてしまっている。

え? そういうの、やめるのか?




そうかもしれない。

自分で積極的に「こういう音を出す」と思って弾くのか?

げっ、怖っ!

「私の音」だなんて、そんなおこがましい。

と思うのだけど、その「怖さ」を飛び越えるってことかねえ?

ピアノを弾いていて、楽しいな、おもしろいなとは思うけど、そういう「怖いところ」は避けてきた。

でも、あえて「怖いところ」へ行ってみるの?

ぐわっ。

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