2回目の「1000個捨てチャレンジ」が、放ったらかしになっている。
なんと、前回捨てたのは8月29日。
しかも、そのときの累計が、たったの18個。
う~ん、母ちゃんのせいにしたらあかんけど、まあね、ひとりで捨てていたときと比べるとなあ。
母のお世話って、いまのところ、ひとつひとつ長時間かかるわけじゃない。
長いのは「話を聴くこと」かね。
これは、どうかすると1~2時間すぐにたってしまう。
ほとんどが「むかしの苦労話」なので、こっちも親身になって耳を傾ける必要がある。
「いま困っている問題」の苦情対応も大切だ。
もともと家事全般も、私はやるのが遅いので、それなりに時間がかかる。
どういうわけか、一日があっという間に過ぎてしまって、「捨て」にまったく手が回らなかった。
で、「捨て活」は、母もちゃんと興味を持ってくれている。
父がまだ健在だったころ、両親は賃貸マンションに住んでいた。
当時の荷物量は、母のモノが段ボールで70箱、父は30箱。
父が脳梗塞になった時点で、父の持ち物はすべて捨てた。
問題は母の持ち物だが、その後7年ほどのあいだに、母ちゃんもそれなりにがんばって、約40箱まで減らすことに成功。
その中身のほとんどが、洋服である。
たぶん、いまでもおおよそ300枚はあるんじゃなかろうか。
母ちゃん「もう、服はいらないわ」と言いつつも、たまにデパートの通販で買っている。
注文して届いたら、よろこんでいるけど、チェストにしまったあとは、もう着ることもない。
母の好みは「ヒラヒラした外出着」で、あまり着心地がよくないし、ふだんウチのなかで着るには適さない。
ところが、母はもうすでにほとんど歩けない状態。
てか、ご本人も「もう歩きたくない」と言っていて、病院へ行くのも非常に苦労している。
なので、いま大量に持っている「ピラピラ外出着」は、そうだねえ、もう着る機会はなさそうだねえ。
母も、そのことにはうすうす気づいており、だから「いつかは売ろうかな?」と言っている。
ただ、洋服なんてブランド物しか、買取りしてもらえんでしょ?
母は、ブランドの服なんて1枚もない。
たいていはセールで買った、ごくふつうのありふれた安物ばかり。
街のリサイクルショップだったら、1枚50円とか10円とか、そんなていどじゃねーの?
だが、母ちゃん、
「これは5,000円はした。
せめて4,000円以上で買い取ってもらわなきゃ」とか、とんでもないことを言い出す。
いやいや、ばあちゃん、そんな古着買取屋なんて、あるわきゃねーだろっ?!
ま、じっさいに自分で、そういう古着を持ち込んだ経験がないからしゃーないけど。
こうなると、そうだな、私がまず、自分の古着を、
「ホラ、これ、買取りに出してみるよ」と母に見せる。
で、近所のリサイクルショップに持ってって、10円とかで買い取ってもらう。
そいで、ウチに帰って、その買取りレシートを母ちゃんに突き出して、
「おらぁ、ホレホレ、10円が関の山じゃろがっ?!」とふんぞり返ってやる。
うん、そういう「実験」で、母がどういう反応を示すのか、試してみようじゃないか。