「61歳骨粗しょう症」あまりにもお粗末な運動事情│後編

日々のあれこれ

母と同居してから、自分の時間は大幅に減ったが、メリットもちゃんとある。

「老い」について、ナマの情報を得られるのも、そのメリットのひとつ。

母はむかしから、見た目にずいぶん気を使っていた。

70代のころは「杖をつくなんて、恥ずかしくてとんでもない」と話していた。

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だが、80歳を越えると、だんだん足元がおぼつかなくなり、部屋のなかだけで杖をついていた。

このころは、外へ出るときは「恥だから」と、まだ杖なしで歩いていた。

けれども、母が83歳のとき、私が母からトンズラこきましてな。

それ以来、母はひとり暮らしになり、買い物もひとりで行くことから、シルバーカーを使いはじめた。

で、90歳の現在にいたる。

けれども、室内でシルバーカーを使っていても、ここ4ヵ月間のうち、4回転倒している。

なるほど、とくだんトレーニングとかをしていないと、こんなになっちまうのか。




サ高住に入所していたヒトたちは、というと、ほぼ全員シルバーカーか、杖を頼りに歩くのがやっとらしい。

ただ、ひとりだけ例外で、90代でも杖なしで歩けるヒトもいたという。

しかし、100歳を越えたとたん、体調を崩してしまい、もう姿を見かけなくなったそうだ。

入院したのか、退所したのか、急にいなくなってしまうヒトがいても、入所者さんのあいだでは、もう「そのヒト」についての話題は、避けるようになるらしい。

さて、母の運動事情はというと、もともと身体を動かすのが好きじゃないのよね。

だから、過去を振り返ると、たまにウォーキングをはじめても半年ぐらいかね。

好きじゃなかったら、まあ、そんなモンっしょ。

母には申し訳ないけど、んー、反面教師にするとしたら、

「あるていどの運動を、ずーっと継続してやるべし」ってことかのう。

コレをやっていないと、いつかは「杖 → シルバーカー」になっちゃう。

シルバーカーでしか歩けないと、これね、結局「両手がふさがっていて使えない」ので、モノひとつ取るにしても、他人の手を借りることになるのだ。

もう洗面所で顔も洗えなくなるのよ。




だから、そうなっちゃう時期を、できるかぎり遅くするには「いまから運動」なんだよねえ。

というわけで、私は、つぎの理由で運動をつづけることにした。

1.骨密度を増やして、骨折リスクを避ける。

2.足腰を鍛えて、自分の足だけで歩ける時期を長くする。

そして、いまやっている運動メニューはつぎのとおり。

1.四つんばいになり、片手ずつ床をトンと叩く。

1日合計50回。(朝15回、昼20回、夜15回)

これは、腕や手首の骨のため。

骨は「衝撃」を与えることでつくられる。

骨細胞には「骨にかかる衝撃を感知する」という働きもあり、衝撃があると、新しい骨がつくられ、骨密度が増加する。

2.立った状態で、両足のかかとを上げ、床にトンと落とす。

1日合計50回。(朝15回、昼20回、夜15回)

これも、足関連の骨のため。




3.踏み台昇降運動

現在、1日合計45分。(朝15分、昼15分、夜15分)

これは、毎日曜日に「3分ずつ増加中」。

最終的には、1日合計90分が目標。

やっていて、いっちゃん楽しいのが「踏み台昇降運動」だねえ。

まだ低い段差にしてあるが、ちょっと上がって、ちょっと降りる運動なので、バランスを取る必要もあり。

そのとき、足の裏に均等に力をこめるのが、わりと快感でしてな。

お、肉体が(ちょっと)めざめるぞ!みたいな感覚が心地いい。

そしたら、以前スポーツジムでやっていた「ウォーキングマシン」は、生ぬるかったなあって。

ヒザが痛くならないように、バーに両手でつかまって、ちんたらちんたら歩いていた。

それって、ほんまシルバーカー押してるばあちゃん状態やん?

意外なことに、いちばん安上がりな「踏み台昇降運動」が、自分にはぴったりだった。

こういうの、ずーっとやってみて、さあ、次回の骨密度検査の結果がどうなるか?だね。

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