「はよ退院して、家で〇ね」一点張りのお医者との戦い?!│主治医のケッタイな説明│その5

日々のあれこれ

私「できれば、胃ろうのほうが、あの……必要な栄養素っていうのは摂れるので……、

そっから、ま、母自身の考えではないですけれどもね、

あのう、ただ、このまま栄養がぜんぜん摂れない状態がつづいているのは……ちょっと、シロウト考えですけど。

ま、持ち込み食は、ちょっとどうかなと。

ま、もうムリかなあという気は……私としては思われるんですね」

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主治医先生「ふーん」

私「すいません、まあ、あの、本当のこと、お話しないと……。

持ち込み食で、また試してみてってなると、ま、ちょっと時間が経つばっかりかな、と思われるんです。

恐縮なんですけど」

「ふーん、う~ん…………」

「すいませんね、申し訳ないです」

「あ、いや、う~ん…………う~ん」

「ま、もし仮に胃ろうになったとしても、在宅で胃ろうできる、継続できますね?

「……ん、まあ、できます……、できますね……、できますけど……

う~ん、どうしたものかなあ、う~ん、う~ん」




私「ま、あの、率直に、先生はやはり、もうアレですか、

もう胃ろうとか、そういう経管栄養はせずに、

このまま自然に最期を迎えたほうがいいと、お考えですか?

先生「う~~~ん」

「もう、それはほんとに、率直におっしゃってください」

「…………うんとね、そこに関しては」

「はい」

「いわゆる死生観に近いものなので」

「あ、はい、そうですね」

「個人によってちがうんです」

「あ、そうですね」

「個人とか状況によってもちがうし。

たとえば、戦時中だったら、ぜったいこんなことしないし

「はは、そうですね。私も望みません」




先生「でね、要はね、むつかしいのは、あの……、ま、あのう……、

ま、とくに日本ってのは、食べれないってヒトが入院適用になる、数少ない国なんですよ

私「あ、はい」

「で、今回みたいなカタチで、ええと、ご連絡いただいて、あのう、どうぞ来てくださいって思うし、入院していただくんですけど、

そんなかで、やっぱ、そのタイミングタイミングで、判断していかなダメなんですよ」

「はいはい」

「ま、さいしょ食べれへんというのは、あのう、ある程度しかたないと思いますけど、

そっからね、ま、そのう、えー、食事受けつけへんにしても、

ちょっとずつそれが改善されていくのか、ある一定のね、

ま、もちろんお身体がおっきくないのでね、お母さん、

女性なので、そんなおっきくないので、十割食べる必要ないと思うんですけど」

「はい」

「うん、ある程度、まあ、あの、3割4割安定して食べれるんやったら、

もう家、帰らはったほうがいいと思います」

「ふんふんふん」




先生「はっきり言うと」

私「はい」

「で、あのうそれで、まだ食事が進まないってなって、

えー、まあそれで、むつかしいんですけど、それでも帰るヒトもいます。

食べれないので、もう病院にいるんやったら同じやから、

もう家で経過見ますっていうヒトもいます」

「はい」

「要は、そのう、えー、胃ろうにするメリットっていうのは」

「はい」

「……なにだとお考えですか?

なんでそんな胃ろう……」

「あのう、母は……」

「うん」

「独特の死生観を持っているんですよ」

「うん」

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