もともと私は、母と折り合いが悪く、2回「長期疎遠」をやっている。
1回目は9年間だったかね?
で、つぎは7年間。
原因はなんですねん?
それはだね、「母の要求水準が、私のキャパをはるかに超えている」ってことかね。
たぶん、母はいろんな意味で「すぐれたヒト」なんだと思う。
だもんで、私に対しても「そのぐらい、デキるでしょ?」と、当たり前に求める。
ところが、私のキャパは非常に小さい。ショボい。
全力を投入してみても、母のハードルが高すぎる。越えられない。
で、その結果、燃え尽きてしまって、私は母のもとから脱走した。
というのを、過去2回やったわけだ。
けれども、去年7月以降、母と同居してみて、なによりも「時期」が良かったと思う。
さすがの母ちゃんも90歳。
自分のおとろえとともに、私への要求も「やや低下」してきた。
それに、なぜ子どもが寄り付かないのか?ということも、ちゃんと熟考していた。
何度もあやまってくれて、お礼も言ってくれる。
そんなことは、お互いさまだな。
私も、母に対してゲリラ的に陰惨な仕返しを、しょっちゅうやってたんで。
けれども、お互いに、むかしのことは水に流して、和解しよう、やり直そう。
そういうふうに、おだやかでやさしい気もちを持てるようになったのは、ありがたいことだねえ。
ただ、同居前ぐらいから、私の睡眠の質が落ちてきた。
途中で何度か目が覚めたり、早朝覚醒だったり、あと、夢が多すぎたりとか。
つまり、「ひと晩ぐっすり眠れた」という夜がなくなってしまった。
その傾向は、よく考えると数年前から、だんだん強くなってきていた。
で、どうやらソレは、べつに同居が問題ではなく、どうも「老化によるモノ」らしい。
さらに、睡眠の質が落ちると、アタマの中がわーっととっちらかるという。
へええ、トシ取ったら、脳の活動が低くなるとカン違いしていた。
そうじゃなくて、むしろ「過興奮」で、見落としや不注意が起こるんだ!
で、眠りの質を上げるためには「運動」だと。
運動ね、このごろしてないのよ。
ヒマさえあったら、お指の体操はしてるんだけど。
母が入院してから、つい「運動」がおろそかになっちゃって、踏み台昇降運動もやっていない。
少しでも身体を動かしたほうがいいのは、母を見ていてもわかっていたのに。
じゃあ、まず明日から、踏み台運動を再開しよう。
母はともかく、まず自分。
退院したあと、良好な環境をととのえるためにも、私が運動をはじめてみよう。