怒涛の来訪ラッシュがつづいている。
あんまりぎょーさんおヒトが来るんで、私はなにがなんだかわかんねー。
今日も、5人は来ると思っていたが、午後何時に来るのか、さっぱり覚えていなかった。
で、たしか午後3時だったよなあ、と思って、昼12時過ぎてから、のんびり胃ろうの準備をしていた。
そしたらさ、お母さまがこうおっしゃる。
「春ちゃん、1時ごろにだれが来るんだった?」
私「ええと、1時じゃなくて3時だったと思うよ」
「あら、そうかしら?」
「ちょい待ち。スマホ取ってくるから」
取ってきて、グーグルカレンダーを見たら、はは、午後1時半だった。
私「母ちゃん! 1時半だった! 1時半に訪問看護師さんが来るよ。
さっさと胃袋にブチ込まねーとあかんかった!
ごめんねー、ごめんごめん」
「いいのよ。春ちゃんは、スマホがメモ代わりだから、見ないとわかんないもの」
うう、やさしくなったなあ、母ちゃん。
午後1時30分、訪問看護師さん来訪。はじめて来られた。
訪問リハビリを受けるまえに、看護師さんの評価を受けないといけないらしい。
血圧、酸素濃度、聴診、そしていろんな質問ゾロゾロ。
看護師さん「どうして胃ろうになられたんですか?」
私は「食欲不振がつづいたからです」と、去年9月以降の経緯をお伝えした。
そしたら看護師さん「えー? なんかとてもそんなふうには見えませんね。
笑顔がステキで、モリモリ食べておられるように見えます」
だよねえ。元気そうに見えるぜ。アタマもしっかりしてるぜ。
ほんとは「老衰だから、延命治療として胃ろう造設」なんだけど、まあもう、そんなこたぁ、なにも言わなかった。
つぎ、午後2時ちょうど、訪問リハビリで、女性の理学療法士さん来訪。このヒトもはじめて。
テキパキと、まずは手の動きをいろいろ確認。
「握力、すごいですねえ!」
だろ? 私も握りしめられて、ピアノに支障が出そうだった。
けれども足はね、とくに左足のヒザや足首の可動域が狭いらしい。
そして、両足とも筋力が低下しているので、転倒しやすいのだという。
けっこう長い時間をかけて、念入りに足を調べてくださり、母と私にていねいに説明してくれる。
あとで、母から聞いたのだが、
「入院中、理学療法士さんは、ふたり担当してもらったけど、だれもこんなにくわしく教えてくれなかったよ」とのこと。
う~ん、いい理学療法士さんが、週に1回40分訪問してもらえることになり、これはうれしい。
つぎ、午後3時、ケアマネさん、訪問入浴介護事業所のヒト、看護師さん、ヘルパーさんが来訪。
自宅のシャワーに入れなくなったので、訪問入浴介護をお願いするに当たり、その担当者会議だ。
母がリハビリで疲れ切っていたので、担当者会議は、私がいるリビングでやろうと考えていたら、
母「ダメよ。バスタブを持ち込むんだから、私の部屋を業者さんに見てもらわなきゃ」とご指摘。
は、はい、そうですなあ。
なんかどっちが要介護なのか、わかんねーじゃん。
さて、担当者会議でございます。
いつものようにケアマネさんが、取り仕切ってくださる。
訪問入浴のヒトたちも手慣れた感じで、ウチの浴室を下見したりしてくれた。
訪問入浴では、デカいバスタブを部屋に運び込む。
そして、給水は自宅の浴室から、お湯をホースでそのバスタブに注ぐ。
排水は、ポンプを介して、浴室の排水口に流し出す。
身体を洗うのは、デフォルトは素手。
けれども、好みに合わせて、タオルだったり、自分のシャリシャリ浴用タオルだったりに変更。
シャンプー、ボディソープも、持ってきてくれるが、これも好みがあれば自分で用意できる。
あと、爪切り、耳掃除もOK。
看護師さん1人+ヘルパーさん2人で来てもらえるので、なにかと安心。
ケアマネさんの段取りがスピーディーなおかげで、来週月曜日には、もう訪問入浴に来てもらえることになった。