「寝たきり」からのリハビリ│まず〇分座ってもらうのがむずかしいという現実

日々のあれこれ

まだ母が入院するまえから、リハビリはやったほうがいいなあ、と思っていた。

しかし、当時の母はまったくリハビリに関心がなかった。

そして「理学療法士」という方々に拒否反応を示していた。

この点が、私と大ちがいだ。

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そもそも私は「専門家」とか「プロフェッショナル」が大好物。

プロに伝家の宝刀をふるってもらうのが、ものすげー好きなので、リハビリをするなら、まず理学療法士さんにお願いってのが、私のやりかた。

でも、母はぜんぜん興味なし。

去年6月まではサ高住に入所していたので、デイサービスへの行き来もして、そこで軽い体操をする機会はあった。

だが、7月から私と同居して以来、運動はゼロになった。




しかし、そのころはまだ、シルバーカーで室内を移動できていたのだ。

が、9月以降、転倒が増えてきて、入院までに4回コロんでいる。骨折していないのが奇跡のようだ。

だのに、こんどは食欲がどんどん落ちてきて、ほぼ食べられなくなり、11月30日救急搬送されて、その後3ヵ月入院。

退院したら、寝たきりになって帰ってきた。

寝たきりの母ちゃんを見て、私は「まあ、これが順調な老いだろう。しかたがない」と、さいしょはそう思っていた。

だって、去年年末ごろ「老衰です」と宣言されている。

延命治療として胃ろう造設したから、最低限の栄養は摂れているが、いろんな臓器も耐用年数を過ぎているだろう。

そして、筋肉がおとろえるのも当たり前と思い、母に対しても、去年と同様、リハビリなんか積極的に勧めなかった。

なんだけど、ココに来て、理学療法士のY先生が、

「ものすごくよくなっていますよ!」とおっしゃる。




母とふたりでびっくらこいた。

そういえば、トイレ介助をしていても、私に全体重がかからなくなっている。

一日のうち、リハビリの時間なんて15分ほどに過ぎない。だのに、先生に変化がわかるほど効果があるのだ。

ふうん、じゃあ、「老衰」ってシールをバチコーンと貼られても、筋肉は例外かね?

去年以降、私は「母がコロんでも、それは老化だからしかたがない」と放っていたが、ソレ、まちがっていたようだ。

コロぶにしても、ちゃんと根拠があり、Y先生は「左足首が曲がらないのが、転倒につながっている」と解説してくださった。

コロびそうなのを、介助者が必死で支えるんじゃなくて、原因そのものを改善すればいいじゃん?!

と、生まれてはじめてわかったよ。

ここらへん、介護しているみなさん、どうしているのかね?




てか、私がアホすぎるのか。

いったいどうして、「母ちゃんを持ち上げておくのが不可能だから、どうぞコケてください」と放置していたんだろう?

さて、救世主はY先生だった。すげえな。

先生「まずは、端座位(ベッドなど、高さのある座面に座り、足を下に降ろした姿勢)をめざしましょう。それから立てるように、そして歩けるようにと、ムリなくリハビリを進めましょう」

なので、日中できるだけ、ベッドに座っている時間を増やすことにした。

今日は「3分間」座ってもらった。

けどさ、その3分ですら、母ちゃん「ヤだよう、早くコロンと寝たい~」とダダをこねる。

それをなだめすかしながら、コロがりそうな母になんとか座ってもらう。

よぉし、明日は3分半だ。あさっては4分、という具合に「1日30秒ずつ増加」だぜ!

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