これまでずっと、「食べること」をないがしろにしてきた。
しかし、たまたま「栄養」に関係のあるYouTubeを見たことによって、ありゃー、それじゃ身体によくないじゃんと、いまさらのように気がついた。ほんまアホすぎ。
私は、子どものころにちゃんと食べられなかった恨みで、「そんなら、食べてやらない」ってスネていたわけだ。
けど、この理由は、自分ではわからなかったなあ。
たぶん、カウンセラー養成講座(去年受講した「ビリーフリセット・リーダーズ講座」)へ行っていなかったら、ずっとわからずじまいだったと思う。
講座に行って、学んだり実習したり、それから、何度もカウンセリングを受けてきたから、だんだん「あ、ココになにかあるな。もしかして、地雷あるんちゃう?」と気づくようになってきた。
けれども、これまで私に接してきた「ふつうのひとたち」も、きっと「なにか」を察知していただろう。
「食べることに無関心」だなんて、やっぱりおかしい。
それって、まるで「あんまり生きていたくないんです」と吹聴しているみたいだ。
しかも、イヤらしいことに、私の本心は「生きていたい」のである。「ごはんも、ちゃんと食べたい」のである。
「ほんまは食べたい」からこそ、昼飯代百円しかもらえなかったというグチを、半世紀以上もこぼしつづけている。
だのに、「べつに食べたくねえっす」という看板を掲げているのは、「母ちゃんへの当てつけ」だ。
「ふつうのひとたち」でも、こういったカラクリをなんとなくわかるんだと思う。
なんか、ヘンだよね、こいつ。
キゲン悪りいよな。
こいつのそばにいると、イライラするな。
そう、私は、母ちゃん父ちゃんに対する不満を、ぜんぶ他人にぶつけて生きてきたな。
あーあ、まだやってたよ。
それにしても、YouTubeの「おすすめ」に出てきた、縁もゆかりもない「タンパク質の摂り方」を、見てみようと思ったのは、なぜだろう?
これ、じつはピアノが原因なのだ。
毎日、指だの手首だの腕だの肩甲骨だの、その使いかたを、あーだこーだやりつづけているからだ。
指も腕も、そいつはタンパク質でできているってのは、いちおうわかっていた。むかし学校で習ったよな。
なので、YouTubeの「タンパク質」に反応したのだ。
お、指に、なんかいいクスリになるかのう?って下心で、その動画を見る気になった。
そしたら、指どころか、
免疫細胞だって、タンパク質でできているんですよ
とか、脅かされた。
げ。免疫落ちたら、ヤバい細胞とかどーすんの? あ、ヤバい疫病もな。
あたしゃ、平均寿命87才まで、年金もらってのうのうと生きていたい。
だから、ようやく「食べ物」の重要さを認識したわけだ。
でも、そうなったのは、わ、ピアノのおかげだよっ!
マジ、ピアノのおかげ。
「うりゃ、もっとキビキビ動かんかいっ?!」って、しょっちゅう指にゲキ飛ばしているからだよ。
ピアノ、すげえわ!
やっぱり、好きなモンって、「助けてくれる」んだねえ。
よっしゃ。
これからは、タンパク質モリモリ食って、血肉こしらえて、バリバリ弾いてやるからのう。
てか、ピアノのおかげで、このごろはキゲンもいいのさ。