「結婚して子どもを産みたくなる」しくみを発見|これで少子化問題は解決する

「若者よ、恋をしたまへ」という文字と、「男女」のイラスト 心理学っぽいあれこれ

来年春から「年金繰り上げ受給」するつもり。

年金って、ふつうは65才からもらうけど、申請すれば、早めに繰り上げてもらえるので、私は60才からもらうことにした。

でも、なんか「すいませんねえ」って思っちゃう。

その理由は、「自分自身が、たいして年金保険料を払っていない」から。

ずっと収入が低いから、ぜんぶ合わせて、ちょっとしか払っていない。

それなのに、「もらう年金」は巨額である。




もし私が87才(平均寿命)まで生きた場合、「払った金額」の約6倍、年金をもらうことになる。

いやいや、どない考えても、計算合わへんやろ?

と言いながらも、もちろん「働かずに年金チャリーンは、うれしいなあ」と、すなおにホッとしている面もある。

たまたま運がいいだけだよ。昭和37年に生まれたという、その運のよさ。

けど、ヘン。

たとえば、「100万円払いました ⇒ あとで200万円もらえます」でも、かなりアヤしいのに、それが「100万円払いました ⇒ あとで600万円もらえます」ともなれば、ぜったいオカしいよなっ?!

それ、だれがくれるのっ?!




なので、このところ「少子化問題」が気になる。

そう、「自分の年金が、将来なんかの都合で、減ったら困るやんけ?!」という、純粋に「自己中心的」な観点から、ひじょうに心配しているのだ。

日本の人口ピラミッド

日本の人口ピラミッド





少子化の原因のひとつとして、「未婚・晩婚化」がよく取り上げられている。

じゃあ、その「独身のひとたち」って、いまどんなふうに暮らしているんだろう?

そしたら、ふと、大塚あやこさんのことばを思い出したんだよね。

親元を離れたくても、離れることができなくて、悩んでいる独身女性が多いんですよ。

私は、かつて自分がそうだったから、それ聞いたとき、ああ、なるほどねえってうなづいた。

まあ、なんだかんだ言っても、「子どものポジション」って居心地がいいのよ。親もトシ取ってくると、ますます子どもを離したがらないし。

だから、私はけっこう長年「パラサイトシングル」やってた。

自分がそうだったから、はれ? もしかして、いま現在「独身のひと」って、どんな暮らしをしているんだろう?という疑問が浮かんだ。

ひとり暮らし? それとも親と同居?

もし「親と同居」していたら、その安全圏から抜け出すのはタイヘンだぞ?

そしたら、↓こんな記事を見つけた。




独身女性のケース-50代まで極めて高い親との同居率、60代から独立?
年齢ゾーン別 独身女性の世帯の姿

年齢ゾーン別 独身女性の世帯の姿

うわっ、表を見たらあきらかで、ああ、たいてい両親か母親と同居しているよ!

20代から50代まで女性の方が男性に比べて親や親族との同居率高い。約7割の独身女性が40代まで親や身内だけとの同居を続けている。

えーっ?! 約7割がパラサイトシングル?

いやあ、私、自分が元パラサイトってこと、かなり恥ずかしく思っていたけど、べつにそこまで思わなくてええのん?

てか、ちょうど「出産できる年齢の独身女性」のうち、7割も親同居だったら、はあ、そりゃま、子どもが減りつづけて当たり前かも。

それに、女性が、結婚相手に対して「高収入を望む」というのも、よくわかるなあ。

ずっと親の持ち家とかに住んでいて、家賃を払わず、自分の給料はほぼ自由に使える生活をやっていたのに、「結婚したら、それぜんぶチャラ」って、やっぱりキビしいよね。




では、独身男性はどうか?というと、

独身男性のケース-若いうちは親と同居、親との同居解消は50代から
年齢ゾーン別 独身男性の世帯の姿

年齢ゾーン別 独身男性の世帯の姿

20代~40代の独身男性は、両親のみ、または母親のみとの同居といういわゆる「親子密着世帯」が半数を超えた。親だけでなく祖父母なども含めた親族だけで構成される身内世帯に住む独身者となると、20代から40代まで全て6割超で推移する。

なるほど、独身男性も6割超が「親と同居」ねえ。

男女とも、こんなに「ひとり暮らし」が少ないとは、ほんとびっくりした。

これじゃあ、なかなか結婚する気になれない?

「長期子どもポジション・キープ」というメリット

筆者がこの分析結果から感じるのは「これでは初老になるまでパートナーを持つメリットなど感じられないのではないか」ということである。

親との同居メリットとして、例えば

料理や掃除や洗濯は母親/近所付き合いも母親/不動産コストゼロ/父親の車がタクシー代わり

となってくると、もはや子どもポジションにある人間の思考が「親を超える大金持ちとの結婚以外、メリットなし」となっても致し方ないだろう。





うわあ、マジで「子どもポジション」ってことばが出てきて、仰天したわ。

そうだよねえ、「いまどきの子ども」は、実家の居心地がいいんだよね。

兄弟の数も少ないから、大切に育てられただろうし、親もそこそこお金があるし。

それでなくても人数の少ない、貴重な「20~40代独身」が、6~7割も親と同居生活してたら、「子ども減るの当然」かも?

こういう状況で、「早く結婚して、たくさん子ども産んでもらおう」としたら、まずは「親離れ」じゃねーのって、思ったよ。すいません、自分のことは棚に上げて。

しかしねえ。

結局、私もふくめて、こういう「親離れできなかったひと」って、子孫を残せないのだ。

うん、だから、長期的にみると、「親離れできねえ遺伝子」ってのは、淘汰されるわけだ。

すると、ずっと遠い将来、カウンセラーのお客さんが減っちゃって、カウンセラーさんが困るのか。(違)

てか、逆に、この現状を変えるには、むしろそのカウンセラーをバンバン大量投入して、親にへばりついている独身者をひっぺがして、しゃんと自立させるのが、得策なんじゃねーの?

ちゃんと親から離れたら、たぶんみんな結婚したくなるよ。

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