発表会にそなえて、泥縄練習をやっている。
トリルがやっばーい。
バッハもモーツァルトも、トリルでコケる。
まあ、失敗して平気で通り過ぎると最悪だから、トリルのところで、ちょっとテンポを落とそうか。
でも、その「ちょっとゆとりを持って」の練習も、どうもウマくいかなくて、ヤバヤバなんだが。
▼2019年4月(57才)からの累計│ピアノの練習時間
おとついに2,000時間超えた。
わあ、やっぱりうれしいな。
1,000時間を超えたのが、2020年8月20日。
その倍だけやるのに、1年5ヵ月かかっている。
ちなみに「0 → 1,000時間」も、1年5ヵ月弱なのよ。
だーかーらー、いつもつねに「1日2時間しか、なにかやれない」キャパなんだよっ!
きいぃぃっ!
で、「ウマくなったか?」というと、そうでもない。
1,000時間前も、ツェルニー40番、バッハフランス組曲、ハイドンソナタという課題で、それ、いまとまったくおんなじレベルだよ。
弾きやすさ加減はねえ、まあ、ほんの少し変わったかね。
1,000時間のときは「40点(100点満点)」かな。
いま、2,000時間だと「45点(100点満点)」かね。
なに、その100点って、どんな基準?
まあ、そりゃあ、まぼろしの目標みたいなもんで。
私にとっての100点は「その曲にある程度ふさわしいテンポで、そこそこスタンダードな表現ができる」ということだ。
しかし、思いがけず「2,000時間超え」のタイミングで、「ピアノの弦の響き」がものすごくよくわかってきた。
これも、どこまでわかってるのか怪しいけど、自分としては、唖然とするほどちがって聴こえる。
そしたら、練習するのが、ケタちがいにおもしろくなっちゃって。
ピアノの音を出してるだけで、あれ、なんだっけ、快楽物質、ドーパミンか、そういうのドバドバって感じで、あっはっは、笑いが込み上げてくる。
あ、そっかー、これ「ピアノハイ」だねえ。
私は、けっこう「ハイ」になりやすい。
酔いしれて、あっちに行っちゃって、現世に戻って来られなくなる。
とりあえず「山」では、どこに登っても、ただし天気がよかったら、つねに針が振り切れて「ハイ」になってた。
あとね、クルマの運転もなるのよ。
あれは、長時間トロトロ走っていると、やにわにスイッチが作動して、ぶわあっと多幸感につつまれたりする。
そうそう、「多幸感」が大好きで、うわ、ヤバ、ピアノで多幸感出ると思ってなかったけど、出たわっ!
出るんだ、ピアノで!
それが出たら、こっちのもんじゃい!
よしっ、じゃあ、明日は発表会で、なにが出るか実験だ!
あかん、テンション上げすぎもヤバいわ。