ピアノのレッスンを受けると、全精力使い果たすようになってきた。
ふう。
ものすごくいろいろ学べてうれしいものの、そのあとの疲れがヒドくて。
なんかの疲れに似てるなあと思ったら、アレだな。
カウンセリング受けるのと、とてもよく似ている。
カウンセリングのセッションのあと、疲れるのよねえ。
だるくて眠いのが一週間ほどつづく。
ココロの深い部分をごちゃごちゃやると、そのあと、すっごく疲れて動けなくなる。
そう、それと類似した疲れが、よりによってピアノでも。
しかし、ピアノのレッスンで、疲れたー、しんどいー、ぼーっと一週間なんてやってたら、つぎのレッスンが来ちゃうよ。
なので、今日も新曲2曲の指使いをがんばって試していた。
ツェルニーとバッハが新しくなってしまった。
ついこないだ、苦労して指使い書いた覚えがあるのに、またうんうんちまちま、みっしり指使いを書く。
まあ、淡々と書きつづけていたら、いつかは終わるだろうに、すぐ飽きて、ちょろちょろ弾いてしまうから、なかなか最後までたどり着けない。
ツェルニーは、ぜんぶは書かない。
手に合わないところを、我流に書きあらため、それから、1拍目だけはぜんぶ記入しておく。
1拍目に数字がないと、不安で弾けなくなる。
バッハは、すべての音符にもれなく番号を振る。
トリルもぜんぶ書く。
「323212」とか書いておけば、ああ「シラシラソラ」だなとわかる。
指番号さえあれば、音符を1個ずつ読む手間がはぶける。
音符、たぶん読めてないな。
それはわかっているが、いまさら音符読む勉強なんてする気もない。
その代わりに見つけたのが、「指使いを頼りに弾く」という方法だ。
これで間に合っているから、当面はだいじょうぶ。
そんなふうに、ごく基本的なこともデキていないのだが、たぶん明日には、指使い記入も終わって、部分練習に取りかかれるだろう。
それもこれも、次回のレッスンが控えているから、それまでになんとか弾ける状態にもっていこうと、この私が、ちゃっちゃとやっている。
ほんま、私でもこんなに「先々を考えて」なんて、そりゃもう、ほかのことではぜったいデキない。
だから、はあ、私がなんとか辻褄を合わせられるのは、ゆいいつピアノだけなんだなあ。
で、ああ、めんどくせえと言いながらも、ちみちみ指使いを書く作業も、まあちょっとうれしかったりする。
わ、自分で指使い書けるようになったのも、ほんの少し前進かなあとか。
楽譜ろくすっぽ読めないのに、読めるフリすんの、ウマくなったなあとか。
あと、早急に追加するのは、「笑いながら弾く」ってヤツ。
ウチでもっとヘラヘラしながら弾いて、レッスンで臆面もなくヘラヘラできるようにならないと。
なんかどっかのストッパーはずすと、それ、イケそうに思えてきた。
ピアノで、わずかでも「積み上げ」が見込めるのは、あと5年と見積もっている。
ほんとのところ、残り何年弾けるのか、それはわからんのだが、いちおう目安が欲しい。
それで、あと5年設定だ。
65歳まで。
そんだけしかないんだから、よし、笑いながら弾くってのも、必要なんだからやろうと思える。
まあ、じっさい楽しいんだから、それを振りまきながら弾くというのは、単にすなおになるということなんだよ。