「要介護2」のばあちゃんを在宅介護したら、意外なメリットが?!

日々のあれこれ

これまでサ高住で暮らしていた母を、在宅介護に切り替えた理由は、つぎのふたつ。

1.他人ばかりの中で生活して、気が休まらない。

2.施設のごはんが、ものすごくマズい。

ただ、私自身はずーっとひとり暮らしを満喫してきた。

お手数ですが、どれかをポチして → またお戻りください。とっても励みになります!

にほんブログ村 シニア日記ブログへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 一人暮らしへ にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ

何時に寝ようが起きようが、どんなメシ食おうが、遊びに行こうが、好き勝手やってきた。

ところが、母を在宅介護するとなると、そういう自由さは失われてしまう。

それに、母はもう「要介護2」という身の上だ。

要介護2とは、日常生活を送る上で見守りや介助を必要とし、家事に加えて食事や入浴、排せつなどの動作でも支援が欠かせない状態です。

要介護2になると認知機能の低下が見られることも多く、お金の管理を自分で行うことが難しくなるケースも少なくありません。

身体機能の維持ができないため、一人で立ち上がりや歩行をすることに危険を伴うようになってきます。

出典 https://www.minnanokaigo.com/guide/care-insurance/degree-of-care/





んー、母ちゃんの場合はこうだな。

家事 → ほぼデキない。
・食事 → 自分で食べられる。
入浴 → 自分で洗えるのは、身体の前面だけ。
・排せつ → トイレの出入りも含めて、自分でデキる。
・認知機能 → 私より優秀。
身体機能 → ベッドの寝起きはOK。歩行はシルバーカーで10歩が限界。

家事はなにもデキないが、そもそも私がひとり暮らしであっても、最低限の家事はやらんとな。

3度の食事、買い物、洗濯、洗い物、ゴミ出し、ぐらいかね?




あ、掃除デキねーんだ、あたし。

母ちゃんが、毎日クイックルワイパーでサッと掃除してくれます。

キレイ好きの母ちゃんは、掃除するときだけ、シルバーカーも杖もなしで歩けるのだ。

危ないから、ほんとは推奨しないけど。

で、入浴については、週3回、ヘルパーさんが入浴介助に来てくれて、おまけに風呂場の掃除もしてくれて!

それに、介助のヘルパーさんが、みなさんいい方ばかりで、母も私も大満足。

なので、いまのところ結局、私がやっている介護って「家事だけ」っすね。

じゃあ、自分がひとり暮らしのときと、どのぐらい家事負担が増えたのか?

それはだね、「1.6倍」ぐらいかね。




家事(食事、買い物、洗濯、洗い物、ゴミ出し)なんて、二人分になっても「ちょうど2倍の手間」にはならない。

体感として、うん、1.5倍よりちょい多めって感じ。

そして、おもくそキッチリしている母のせいで、ちゃっちゃと家事をするクセが付いてきた。

起床5時、食事の時刻は、6時・12時・18時、就寝21時と、まるで軍隊のように規律正しい。

でも、どうせやらなあかん家事を、さっさと済ませるのは、あれれ、ダラダラしているよりずっとスッキリする。

ちなみに、母は、子どもに対しては、こういった几帳面さをぜんぜん強制しなかった。

いまはいまで、私がささいな家事をやるたんびに「ありがとうね、うれしいわ」を連発してくれる。

自分がやる家事が1.6倍になっても、以前のようにユーチューブをだらだら見たりしないので、かえって生産的?な毎日になり、張り合いが出てきた。

もちろん母は、さいしょに書いた「施設のデメリット」がゼロになった。

同居したことは、私にも母にも正しい選択だった。

同じカテゴリーの、つづきはこちら
「母が大好きなモノ」をとりあえず数えてみたら、まさかの「1,000個超え?!」
すっかり年老いて、欲も得もなくなった母。 いまから9年前、両親が住んでいたマンションは、荷物が段ボールで約100箱あった。 ま、昭和ヒトケタ人間だから、モノを捨てられへん。 父なんて、小学1年からの通知簿まで保管している始...
同じカテゴリーの、前回はこちら
「3分働いたら40分サボる機械」を買ったらこうなった私
母が「電動シュレッダーを欲しい」というので購入。 書類整理をしていて「名まえのところは、きっちりシュレッダーをかけたい」そうだ。 私はといえば、「名まえ、部屋番号、電話番号 → 書類から切り抜く → 手動シュレッダーをかけたい」...
タイトルとURLをコピーしました