夏の暑さと引っ越しによる疲れは、思っていた以上にヒドい。
毎日8時間フトンのなかにいるが、何度も目が覚めるし、夢見が悪く熟睡感が得られない。
昨日の午後は、とうとう30分ほど昼寝をしてしまった。
そして、今日の午前は、またも1時間ほど寝てしまう。
日中、うっかり私が寝ちまうと、もし母が転倒したとき、すぐに対処できないのでヤバいんだが。
ちょっと思ったけど、子育て、それも乳幼児の子育ては、むちゃくそタイヘンだろうね。
「目を離せないニンゲンが居る」ってのが、こんなにタイヘンだとは、まったく思ってなかったよ。
いやいや、すいません。
子育てなんて、介護と比べものにならんほど、エラいことっすね。
今日は、ケアマネさんが来てくれて、さて、転倒対策はどうしましょう?というお題だった。
母は、いつまた転倒するかわからない。
そのとき、まあ骨折していないようなら、とりあえずベッドまで運ばないといけないが、私が自力で母を運べない。
そもそも力がないし、手や腕に慢性の痛みがある。
母は骨粗鬆症だが、じつは私もすでに骨粗鬆症で、あんまり危ないことはできないし、したくない。
これまで、ヘルパー派遣会社や介護用品会社にも尋ねてみたところ、
●ヘルパー派遣会社 → 「民間の『安心サービス』を利用してはどうでしょう?」
↑いやあ、高いんだよ、コレ。
「転倒した高齢者を立ち上がらせるだけ。ベッドに運ぶだけ」とかは頼めなくて、「2時間で1万円~1万5千円」とかになっちゃう。
●介護用品会社 → 「電動座椅子をレンタルしてみては?」
出典 https://komura.co.jp/komura_brand/1493/
これは座面を一番下まで下げると、床からの高さは1.5cm。そして、移動もキャスターでできる。
いいよね。
いいんですけどね、こんなにデカいモンを、月2,000円ほどでレンタルして、転倒に備えて置いておくのは、いかがなもんでしょう?
●ケアマネさん → 「転倒したときだけ、スポットで対応してくれる訪問ヘルパーさんを探してみます」とのこと。
できれば、介護保険で来てもらえたら、そりゃ、いっちゃん助かります。
ケアマネさんいわく、
「ひとり暮らしの要介護のヒトには、見守りとして1日3回とか訪問サービスがあるんですが。
家族さんがいる場合は、ふつうちょっとむずかしいんです」
そして、転倒のためだけに、電動座椅子をレンタルするケースは、いまのところご存じないらしい。
う~ん、ヒトひとり(たぶん50kg超)持ち上げるって意外と困難。
そういえば、ずっとむかし、私は「岩登り」をやっとりまして、そのときは「ヒトひとり」が岩壁をよじ登るとき、落下に備えて「ビレイ(安全確保)」するっての、経験あるんだが。
↑下でロープを持ってるのが「ビレイ」。
クライマーもビレイヤーも、ハーネスを付けており、専用用具を組み合わせると、クライマーが落下しても、とくだん力を要することなく、当たり前のように瞬時に落下停止できる。
なので、たかだかばあちゃんひとりを、数十センチ持ち上げるのなんて、カンタンにデキそうなんだけどねえ。
母ちゃんにハーネス装着して、私も付けて、あ、でも天井にロープを支える「支点」を作らんとあかんから、やっぱりムリか。
岩登りだの懸垂下降だの、結局なんの役にも立たない経験でございます。