なぞなぞ│「サ高住だと9,000円、在宅だとタダ」ってなーんだ?

日々のあれこれ

母は、持病がたくさんあっても、定期的な通院は、これまで内科クリニックのみ。

それも4週間に1回で、病状もほぼ安定していた。

しかし、サ高住に入所していたときは、たかだか4週に1回の通院でも、手間とおカネがかかってタイヘンだったという。

そりゃま、高齢だから、10年以上前からバスは乗れなくなっていて、通院は当然タクシーだ。

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そして、サ高住から外に出る場合は、ぜったい「付き添い」が必要。

この「付き添い費」が高額で、30分ごとに金額が決まっている。

クリニックで待ち時間が長くなれば、その分付き添い費も刻々と増えていく。

結局、付き添い費は約9,000円ほどかかっていたらしい。

それプラス、往復のタクシー代も必要で、わわっ、高いよなっ?!

ところが、私と同居してからは「すべて無料」になったのだ。

当たり前だけど、付き添い費なんて発生しないし、クルマは私が持っているから、母ちゃん、オールフリー。

タダで動くのは、あたしと地震だけさ。




ケチ臭いことを言えば、おいっ、クルマの維持費はあたしが払ってんだよっ?!と文句垂れたくなるけど、ま、90のばあちゃんから、そんなモン取れねえし。

なにより、母ちゃん、

「だれにも気を使わないで、好きな時間に、ゆっくりクルマで行けてうれしい」と大喜び。

そーそー、母ちゃんが大好きな「番号札1番」も、めざせるしねえ。

昨日は、またまた皮膚科クリニックへ。

巻き爪の部分が、まだ痛むので、「ものすごく心配」と母。

足は、私が毎日洗って、お手当している。

もう巻き爪の下は、すっかりキレイになり、巻き爪横の皮ふもカサブタになっている。

けれども「痛い、痛い、まだ痛い」となげいているので、もういちどクリニックへ行ったのだ。

これで3回目の通院。

先週とおなじく、朝8時にウチを出発、8時15分にはクリニックに到着した。




だのに、ゲゲッ?! 入り口にはすでに3人も並んでいるじゃねーかっ?!

「わぁ~ん、番号札4番になっちゃうよぉ~」

へえへえ、すぐ並びますよってに。

あわててクルマのステレオで五木ひろしをかけて、母をクルマに残し、クリニックの前へ飛んで行く私。

30分後、開院して中に入れたが、さすがに要領もよくなってきて、待合い室のイス1個に荷物を置いて、母用に確保。

土曜日は猛烈に混んで、母が座れないからだ。

さて、番号札4番でも、2診体制だったので、すぐに診察してもらえた。

先生、じっくり観察してくださったのち、

「さいしょのころの痛みを『100』としたら、いまはどのぐらいですか?」

母「ええと、100です」

「え? 100? う~ん、いまも100って言われてもねえ、てんてんてん」

いや、ほんまに、この先生「てんてんてん」言うたんよ、おもろいっしょ?

つまり「…」ってことだね。




先生「もう、巻き爪も食い込んでいないし、テーピングもいらないですよ。

カサブタ、ひっぺがすわけにもいかないし。

あと2週間たっても、まだ痛かったら来てください」とのこと。

母はといえば、キチンと診察してもらえて、だいぶん安心したようだ。

私も、キズ部分を見ているかぎり、だいじょうぶそうに思えたが、やっぱりホッとした。

クリニックの帰りは、いつものようにコンビニへ寄る。

母「お昼ごはんは、大きいプリンを食べたい。

晩ごはんは、どら焼き食べたい」というので、そのとおりにする。

だいじょうぶかよっ?! 血糖値とか、中性脂肪っ?!

と思わなくもないが、ま、食べたいモン優先で、楽しく余生を送ろう。

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