今日も上司がいないので、そうだ、いまのうちに本棚を整理しようと思い立った。それで、まずは書類ファイルの背表紙にテプラでタイトルを付けていった。どういうわけか、なんにもタイトルがないファイルが半分ほどあって、いつもだいたいの検討をつけて取り出していた。
やり出したらおもしろくなった。これまたどういうわけか、すでに貼ってある背表紙のテープがなぜか明朝体で弱々しい。いや、個人的には明朝体は好きだけれど、背表紙はがっちりゴシック体のほうがいい。で、全部きれいに揃えたいのですべてゴシック体で作り直した。
歪まないように慎重に位置決めしてぴっしりそろえて貼って、さて本棚にズラッと並べると、おお!うつくしいねえ。見た目ってけっこう大事だなとあらためて思う。それに、知らなかったけれど、パソコンに直結して使えるテプラってあるんだね。ここの会社ではじめて見たよ。これは便利で、ナンボでも作りたくなる。
お次は、散在している書類の束を整理番号ごとに分類。これも前から非常にやりたかったのでモリモリ進む。番号ごとにファイリングするとか大好物だわさ。ああ、私はやっぱり事務屋だなあ。ええねん、事務屋でかめへん。クリエイターはあきらめた。
午後3時までせっせと整理整頓にはげんで、ふう、スッキリした! そのあとは、またもや延々と社内データベースから情報抽出。これね、検索ができないのである。というのも「どういう事態が起こっているのか?」が、あらかじめわからないので、特定の語句を決めて検索できない。
なので、数年前からのデータベースを一日ずつひたすらシラミつぶしに読んでいくしかしょうがないのである。まあね、私はシラミつぶしとか絨毯爆撃とかキラいじゃないので、チマチマチマチマ読んでいっている。さんざん苦労して、お目当ての情報がひょっこり現われると感激する。ソレが楽しみでやっている。
それにしても、ユルユルの私にぴったりのユルい会社だ。ほかの部署では忙しそうなところもあるけれど、私の隣室の部署は同じようなユルめのペースみたいだし、ゆったりした雰囲気が伝わってくる。私は、仕事というものはどこの会社でも絶対に「わき目もふらずに必死でやらないといけない」と思い込んでいたけれど、そうじゃないところもちゃんとあるんだなあ。