いつもより早く出勤して、誤データ項目を赤で表示するようにエクセルを設定した。ああ、ほぼ半分ほどが赤く染まってしまって、ことばを失う。朝礼が終わってから、意を決して、上司に事態を報告した。
上司は黙って私の話を聞いてから、一呼吸おいて「いつまでに訂正できる?」とごくおだやかに言った。私は「来週の月曜日ならば、なんとか……」と言うと、「わかった、じゃあ、やっておいて」とだけ言われた。
私は、謝ってもどうしようもないけれど、お詫びを繰り返していたが、上司は「ぼくはべつに怒っていないよ。やってくれたらいいだけだからね」と言う。せっかくのお気もちなので、私は引き下がって、あとはひたすらデータを突合していった。
データの総項目数は約13,000件あるので、ほんとうに完璧に仕上げるのはかなりむずかしいが、今度こそはやり遂げないといけない。実際のところ、上司は困ったことになったと思っているはずだが、あえて何も言わずにいてくれたのだ。ああ、申し訳ない!
自分が、これまで仕事を甘く見ていたことが激しく悔やまれる。心の底から反省。午後6時過ぎ、上司はわざわざ「まあ、今日はほどほどにして帰ったらいいからね」と声をかけてくれた。じつは、昨夜ショックで熟睡できなかったし、アタマがふわふわしていたので、それからちょっとして退出させてもらった。
当面は仕事をいちばんに考えよう。今日も早く寝て体調を整えて、また明日からがんばるつもり。
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