とある事情により、コロんだ母を放置してたらこうなった│母3度目の転倒│その2

日々のあれこれ

あきらかに母が倒れた音がしたので、あわててそばに駆けつける。

母は、トイレの前で座り込んでいた。

まだ、よかった!

前回、前々回とおなじく、尻モチをつく状態での転倒だった。

お手数ですが、どれかをポチして → またお戻りください。とっても励みになります!

にほんブログ村 シニア日記ブログへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ

シルバーカーを押していて、たぶんヒザがくず折れて、尻モチをついたのだろう。

だが、骨折が心配だ。

母に、どこがどのぐらい痛むか、尋ねると、

「前とおんなじで、お尻が痛い。

お尻を打った」と顔をゆがめている。

しかし、ふむ、激痛ではなさそう。

では、どうしようかな?

じつは、私は低血圧で、若いころから上の血圧が80ぐらいしかない。

だもんで、起きてから3時間ほどは、さっぱり力が出ないのだ。

母の転倒が、午前5時20分ごろ。

そうだなあ、8時半ぐらいにならんと、母をベッドへ引き上げる作業はムリっすね。




母には申し訳ないが、デキないモンはデキない。

ていねいに謝って、私は、朝の用事にゆっくり取りかかった。

引き上げ作業がウマくいくかどうか、気にかかるが、ダメだったらしかたがない。

開き直って、ノロノロ用事を片付けていたら、日ごろ、どれほど自分が忙しくしていたか、はじめて気がついた。

「全力出し切り」の80~90%で、フル回転していたよ、母を待たせないために。

ありゃあ、ずいぶんムリしていたんだな。

今日のノロノロ運転で、ちょうどいい。

そうだそうだ、疲れずに心地よく介護をつづけるには、ノロノロがよろしい。

と、ほんまにのんびりやっていて、一段落ついたとき、母の様子を見にいった。

驚いたことに、母は、トイレ前から自力でイザって、もうすでにベッドの横に到着していた!

で、ベッドのほうへ身体正面を向けて、ベッドに上がろうとしている。

だが、当たり前だけど、足で立ち上がれないので、まったく動けない状態。

まあまあ、ちょっと休んで、朝ごはんを食べようじゃないか?

てか、私がメシを食わねーと、ぜんぜん力が出んからのう。

まずは、母をベッドにもたれられる体制に変更。

寒いので、遠赤外線カーボンヒーターをすぐそばに持ってきて、上着を着せる。

それから、朝ごはんのホットケーキとカフェオレを持ってきて、床に直置き。




あったまって、甘いモノを食べたら、母ちゃんもちょっと落ち着いてきた。

私の朝食は、豆腐・納豆・ワカメ。

骨粗しょう症によさげな食品を摂るようにしてるものの、あんましな、力は出えへんがな。

さて、母ちゃん引き上げをどうしよう?

まず、ふつうの靴下ではまったく踏んばれない。

なので、ウラに粒々のすべり止めがついた靴下に履き替える。

が、たいして変わりがない。

以前、転倒時にそなえて、グリップの効く「ヨガソックス」も検討していたが、まだ買っていなかった。

んー、なにかゴム製で踏ん張れるモノは……

そうだ、外履きのシニアシューズがいい。

さいしょ母は「部屋が汚れる」とシブッていたが、「後で拭くから」となだめて、シニアシューズを履いてもらった。

すると、おっ、コレはいい!

フローリング床でまったくすべらず、かなり踏んばれるようになった。

あとは、私の血圧を上げるのみ。

なんだけど、まだまだムリムリ。

低血圧とは長年の付き合い、もうしばらく時間がかかる。

母はといえば、自力で「ベッドに寝ころびたい」と、ベッドの柵や補助柵を両手でつかんで、四苦八苦している。

それを眺めているだけの私で、どうもすいません。




午前8時になれば、民間サポートサービスに電話で依頼はできる。

ただし……ソコは人手がかぎられていて、折り返しの電話ですら、数時間はかかるらしい。

立ち上がりのサポートに、当日に来てもらえるかどうかも、わからないそうだ。

私が案じていたのは、トイレ。

朝起きてから、まだ一度もトイレに行けていないし、もう朝食も取ってしまった。

この分じゃ、オムツを買ってきて、床に広げる準備をしたほうがいいのでは?

オムツなんて、コンビニに売ってるかの?

そして、今日はインフルエンザ予防接種だが、そりゃちょっと間に合わんでしょ?

ってなことを、私が話していたら、母ちゃん、血相変えて、

「ムリよっ! 私、オムツじゃぜったいできないっ!

インフルエンザも、ぜったい行くっ!」と言い張る。

ああ、はい。

私もなるたけ早く血圧上げるよう善処します。

で、いったん母のそばを離れて、食事の後片付けにかかった。

ところが、しばらくすると、母の絶叫が聞こえた。

なんだっ?! どうしたっ?!

私は母の部屋へ、すっ飛んでいった。

見ると、そこには……

同じカテゴリーの、つづきはこちら
放置にもめげず、たくましかった90歳│母3度目の転倒│その3(最終回)
母の部屋へ入って、びっくり仰天! なんと母が、ベッドの上で、斜め仰向けになり、かろうじて上半身を乗り上げている。 だが、腰から下はベッドに上がりきれず、足をやわやわバタつかせている状態。 うげえっ、まるで殺虫剤ブッかけたあ...
同じカテゴリーの、前回はこちら
ヤブ医者に呪いをかけたらこうなった?!│母3度目の転倒│その1
今日は、母のインフルエンザ予防接種。 先月13日は、コロナワクチン予防接種だった。 私はまったく知らなかったが、高齢者はコロナワクチン、めっちゃぎょーさんヤるんですな。 こないだのヤツを入れると、合計7回も打ってやがんの。...
タイトルとURLをコピーしました