現在、母の体調が思わしくない。
いまから4ヵ月前、7月10日に、母はサ高住から賃貸マンションに引っ越した。
暑い時期にもかかわらず、7月も8月も食欲はじゅうぶんあった。
サ高住にいたのは3年間。
そこの食事は、メニューが限られていて、母の口に合わないものがほとんどだった。
それに、当たり前だけど、自分が食べたいモノを食べられるわけじゃない。
スイカ、メロン、ぶどう、たこ焼き、モダン焼き、エビ天、エビフライ、サンドイッチ、握りずし、赤飯、ケーキ、あんころ餅。
母ちゃん、こういうのが大好きなんだが、サ高住ではいっさい出ない。
つまり、もしサ高住で一生過ごすならば、こんなんは一生食べられない余生を送ることになる。
そこのサ高住、どういうわけか「ネギ」がいちども出なかった。
まれにうどんやそばが出ても、ネギはなし。具もなし。
とろろ昆布がうっすら乗っかっているだけらしい。
わびしいメニューじゃのう。
だもんで、母がサ高住を退所したあと、いっちゃん楽しみにしていたのは「食事」だった。
食べたいモンを、私につぎつぎリクエストしては、おい、ムショ帰りかよっ?!っつーほど、モリモリたいらげていた。
いつも私とほぼおなじ分量のごはんを食べていた。
それが、ぱったり途絶えたのが、9月17日の昼食から。
出来合い惣菜の海鮮シュウマイを、なぜか残した。
そのとき以来、食べたいオカズがほとんどなくなってしまった。
さらに、白いごはんも食べなくなる。
代わりに、小さく切ったスナックパンなら、なんとかOK。
もともと甘いモノが大好きなので、あんこや生クリーム、プリンもOK。
そういえば、ずっと以前、父が脳梗塞で寝たきりになり、しばらく在宅介護していたとき。
父ちゃんも、あんパン、クリームパン、プチシューばかり食べていた。
このじいちゃんは半身不随で、それこそ老い先が思いやられるので、私は好きなだけ食わせていた。
だが、母ちゃんはどないだ?
いま90歳だから、できればあと15年はがんばってほしい。
そのためには、あまり偏食しすぎていてはマズい。
私は、おやつ系以外のモノとして、玉子や野菜も勧めてみる。
けれども、ゆで玉子だったら2切れ、野菜も1.5センチ角で2~3個ほどしか食べられない。
サ高住にいたときは、どのぐらい食べていたか、母に尋ねたら、
「ちょうどいまとおんなじ。
マズくて食べられないオカズばっかりだったから、
おつゆとご飯ちょっととか、そんな感じ」
なるほどねえ。
じゃ、7~8月よく食べていたのは、一時的な現象だったんだ。
ただ心配なのは、転倒するのが9月に入ってからで、毎月コロぶようになった。
ついで、巻き爪が化膿。まだ治らない。
転倒の打ち身で、お尻と足がまだ痛む。
食欲と関係ないが、歯の被せ物が取れて、遠方の歯科に通院しないといけない。
上の階の騒音で寝付けなくなったが、騒音がないときでも、非常に寝付きが悪い。
いやもう、問題てんこ盛りじゃん?
母「なにひとつ、いいコトがない」
は、はい、仰せのとおりでごぜえます。
できるかぎり善処いたしますっ!
ふう。