今日、新しい介護保険症が届きましてな。
「要介護4」になっていて、思わずのけぞったよ。
えーっ?! こないだまで「要介護2」だったのに!
一挙に2段階も重くなるなんてっ?!
介護度って、
要支援1→要支援2→要介護1→要介護2→要介護3→要介護4→要介護5
となっていて、ぎゃあ! 要介護4って、上から2番目だよっ!
「三途の川」のほとりまで行って帰ってきたら、「要介護4」というごほうびが待っていたのかよっ?!
てか、亡き父ちゃんとおそろい。
彼は、脳梗塞で半身不随の正真正銘寝たきり、かつ、まだら認知症だった。
ええっ?! あないにヒドいかねっ?!
いやまあ、「親の欲目」じゃなくて、「子の欲目」で見ると、まだまだ母ちゃんはだいじょうぶそうなんだが。
あ、でも、父ちゃんは、亡くなる数日前まで、自力でちゃんとごはんを食べていたらしい。
左半身マヒだったから、右手使えたし、食欲も落ちなかった。
ただし、やっぱり急に食べられなくなり、そして亡くなった。
死因は「老衰」となっていた。
そのとき私は、「老衰」という死因があることを、はじめて知った。
で、お母さまも、さかんに「もう老衰だ」と言われている。
だのに、それにさからって、果敢にも「延命治療」に挑んでいる。
面会で会ってみると、口では「しんどい」と言いつつも、キャッキャはしゃいでいたり、大声出したり、あのう、その、どこが「老衰」でんねん?
でも、口から食べる気がゼロなんだよね。
だから「老衰」ってハンコ押されちゃってさ、んで、「要介護4」ってラベル貼られてさ。
「要介護4」だと「思考力・理解力の低下も著しい」らしい。
その「低下も著しい」はずの母ちゃんから、
「A病院へ入院当日、朝は絶食かどうか確認せよ」との指令が、私に対して文書で来た。
なので、あわてて地域連携室に確認メールを出しましたよ。
そしたら、地域連携室のヒトから返事来た。
「A病院様に確認しましたところ、
1月17日入院同日に胃ろう造設実施されるとのことでした。
その旨S山医師に報告して、
『1月17日朝食は絶食』の指示となりましたので、ご報告申し上げます。
お手数ですがお母さまにお伝えくださいませ」
うわっ、今日にわかったんかいっ?!
しかも、1月17日、入院してすぐ胃ろう造るんかいっ?!
う~ん、お母さまの的確な質問に、唸ってしまうじゃねーかっ?!
おいおい、ほんまに「要介護4」かよ?
いや、まあねえ、こうやってふつうに意思疎通がデキるって、子どもにしたら、すんごく助かるよ。
いつもちゃんと、お礼のことばも言ってくれるしね。
いやほんま、ありがたいお母さんです。