とりあえず今朝、母は「どこも痛くない」とのこと。
よかったねえ、じょうずにコロべて。じゃないか。運がいいだけか。
朝イチのトイレでは、念のため「キャリーバッグ背負いベルト」で、母の上半身を確保?しながらだ。
このベルト、以前は母がコロんだとき、ベッド上に引き上げるのに使っていた。
ヒトひとりの重量に耐えるモンじゃないし、そりゃ危険なんだが、コロんだとき、母をゆっくり床へ倒れさせるための補助具として使う。
「人間ひとり」を本格的に確保するんだったら、う~ん、岩登り用品だよね。
下半身に付ける「ハーネス」は、介護用品でもあって、いちど購入したことがある。
しかし、ものすっごくゴツくて硬くて、母に付けてみたら身体に触れると痛すぎて、返品。
岩登り用のほうが、ずっとしなやかそうで、しかも安い。
でも、下半身に付けると、トイレ内でいったん外して → 用足し → また装着ってのが、やっぱりメンドーすぎるなあ。
まあ、安全確保というのは、なんでもメンドくさいもんだが。
ハーネスを検索してたら、岩登りはもちろん、介護とか子ども迷子防止とか老犬介護用とか、あと趣味?としてもいろいろ出てくる。
と、ハーネス関連を検討していたが、
母「ベルトは、もういいわ」
そうだろね、乗り気じゃないもんね。
さらに母ちゃん「リハビリも、お休みするわ」
ひええ!
ただ、母が訪問リハビリをニガテなのもわかっていた。
できれば「やりたくない」のだ。
私はねえ、やりたくなければ、やらなくていいと思うのよ。
まあ、つづかないだろうし。
いくら「ふつうのトイレを使う」のが目的だとしても、そのためにイヤなリハビリを延々とつづける、って、デキるんだろうか?
いま現在、母はトイレ以外に起きることがない。
日中も夜も、ずっと眠っているのが大半だ。
ほぼ一日眠っていて、栄養は胃ろうで、テレビを見る気力すらない、というのは、もはや叱咤激励してリハビリなんて、ちょっとどうなんだろう?
とりあえずケアマネさんに「訪問リハビリお休み依頼」の旨、ラインした。
いつもすばやい返信のケアマネさん、「継続したほうがいいのでは?」とのこと。
う~ん、母ともういちど話し合い。
母「100パーセント止めたいわけじゃなくて。
やっぱりみんなが勧めてくれるし。
でも、リハビリなかったらいいなあ。しんどいなあ」
う~ん、う~ん、母の表情を見ていると、いったん止めたほうがよさそうだ。
再度、ケアマネさんにライン。
こんどは「了承いたしました」とのこと。
それを母に伝えたら、
「ホッとした。ちょっとうれしい」とニッコリ。
あ、やっぱり止めてよかったね。
まあね、理屈じゃないからね。
「笑顔になれるほうを選択する」って、大事だと思うよ。
それに、この選択が「最終」じゃないし。
折りを見て、リハビリを再開するのはいつでもできるからね。