今朝、母の朝イチのトイレは、合計で51分かかってしまった。
いつもは20~30分で、ぜんぶの作業が終わるんだけどね。
日に日に足の衰えが進んできて、立ち座りがむずかしくなってくる。
まずベッドに座るだけで一苦労。
座ってから、ベッド柵につかまって立ち上がり、下の衣類を降ろすのが、これまたむずかしい。
ベッドからトイレまでの移動は、キャスター付きイスに座ってもらい、幅広ベルトで身体とイスを固定。
けれども、イスから便座への移乗が、今日はどうしてもなかなかデキなかった。
いつものように手すりや吊り手につかまりながら、立ち上がろうとするけど、立てなくて、もとのイスに座り込んでしまう。
トイレ内もトイレ前も非常に狭いので、私があいだに入って、母の身体を180度回転させるのはムリ。
だから、これまでも、ようやっと立ち上がった母の身体を、私が後ろから支えるのが精いっぱいだった。
まあでも、何度か試みるうちに、ようやく母は便座に移ることがデキた。
用足しは、少量のおしっこのみなので、すぐ終わる。
さぁて、こんどは便座からイスに移ることになるが、うわ、これもデキないんだよねえ。
さっきよりもデキなさそうなので、もう緊急コールでヘルパーさんに頼もうかと思ったが、
母「またおカネかかるし、もうちょっとがんばる」と言う。
休み休み、また数回やってもらううちに、お、なんとかイスに移れた!
それからベルトで固定して、ベッドまで運び、下の衣類を着てもらい、てか、この着せるだけでもけっこう時間かかるのよ。
やっとベッドに寝てもらうまで、とうとう51分かかったので、ひええ、タイヘンだった。
母ちゃん、毎日トイレに6回行くことにしているんで、ひええ、一日5時間かかるんですかいっ?!
まあほんと、介護ってヒマなヤツしかできねーよっ!
といっても、いま母が起きるのはトイレのときだけ。
ある意味、「起き上がる貴重な機会」なので、時間はかかっても、トイレは行けたほうがいい。
ただ、座っている姿勢も、だんだんデキなくなってきた。
ちょっとまえまで、自分でクスリも飲めていたが、いまはもう危なくてデキない。
ベッドに腰かけても、支えていないと、後ろ側にひっくり返ってしまうからだ。
「立てなくなる → 座れなくなる」っつーと、最終的に「ホンモノの寝たきり」が出来上がる。
もうそういうお年頃なんですな。