昨日の夜、左足の小指の付け根が少し痛かった。見ると、白くなっている。ん? 水虫かね? 今朝になったらやや痛みが増していた。水虫なのに痛いのもヘンだ。放浪も控えているし、悪いトコは治しておこうと思って病院へ行った。起きたのが10時で、病院の受付が12時までだったからアセったよ。
皮膚科で診察してもらう。汚い足を先生が出してくれた台のうえにのせる。でも、その台ってせいぜい20センチほどの高さで、先生はほとんど床にはいつくばって私の足を凝視している。先生はその部分をちょいちょいといらうと「あ、ウミが出た」と言った。
へ? ウミ? 膿んでるの? う~ん、そんなの、数十年ぶりかねえ。膿むなんて子どものときのすり傷以来だよ。でも、いまココでなんで「ウミ」なんやっ?! ふむ、不可思議な感染ルートがあるように思っちゃったね。
私「どうしてこんなになったんですか?」 先生「いや、たぶんちょっとしたキズから細菌が入ったんでしょ。塗り薬と飲み薬を出しておきます」とまったく大したことないような感じ。で、先生は電子カルテにカタカタ入力する。いま電子カルテってたいがい患者からも見られる。あまり見たらあかんかなあと思いつつ、チラチラ見てしまう。
先生は「膿疱」と入力していた。そして患部の図を描きはじめたが、マウスで描いているというのに、それがものすごくキレイでしかも早い! まあ、それがお仕事だからだけど、いやいや滑らかでうつくしい曲線で足の指をスラスラ描いて、患部のところにはササッと赤丸を持ってきて、その横にコメントをタタタッと入力。
いやあ、私は去年の職業訓練でイラストレーターやフォトショップを勉強しそこなったけど、このお医者さんがグラフィックソフトを使ったらめちゃくそウマいんじゃねーの? てか、ふつうマウスであんなに早くきれいな絵を描けるひとってそうそうおらんでしょ?
なんかすごい名人芸を思いがけず見せてもらえておもしろかった。毎日やっていることって上達するんだよね。そういえば、私なんかでもこのあいだまで勤めていた会社で、ひと月ごとにだんだん仕事がわかるようになってきて、そのときはうれしかったな。
それって「毎日会社行って強制的にやらされている」からほっといてもデキるようになる。ところが、いまプータローになると、自発的になにかをやろうという気がまったく湧いてこない。ここらへんが悩ましいんだよね。
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