たっぷり寝坊をしたかったのに、眠りが浅くて8時ごろ起き出す。しかしカーテンを開けて、青い海と青い空が見たらいっぺんに目が覚めてしまった。
やあ、こんなに青い海ははじめて見た。
進行方向に向かって見たところ。
これは、うしろを振り向いたところ。波しぶきがレース模様みたいにきれいだ。
私は、若いころからずっと山にしか興味がなかったが、こうして海を間近で眺めてみたらなかなかシンプルでうつくしい。海と空だけでも飽きないものでぼーっと見ているだけでもずいぶん楽しい。
さて、昼前ごろに大浴場へ行ってみた。なかは案の定空いており、ふたりほどしかいなくてのんびり使えた。
風呂あがりは船内をウロウロ。こんなふうに眺めのいいところもたくさんあるが、話し声やテレビの音がうるさい場所もある。
ひととおり見学したら、また引きこもりに戻る。静かな部屋で海を眺めたり、音楽を聴いたり、マンガを読んだり、おやつを食べたり。フェリーに一週間ほど乗っていたくなった。
途中、姉妹船とすれ違う。汽笛を呼び交わすのが旅情を誘う。
オーボエとフルートのミニコンサートもあった。オーボエなんてめずらしいなあ。どちらもやわらかい音色がいい。
午後からはだんだん曇ってくる。北海道はかなり天気が悪いみたいで、たぶんこれからしばらくは青空を見ることができないだろう。
朝食、昼食は部屋で適当に食べて済ましたが、夕食だけはレストランへ行ってみる。30分ほど並んだかな。カフェテリア方式で好みの料理をトレーに乗せていく。
カラダを動かさないのでおなかがすかない。でも、右上の海鮮みそ汁はおいしかった。
いよいよ北海道が見えてきた。甲板は寒いのにみんな北海道を眺めている。
船を降りるまえに歯をみがいておくことにした。ヒマなのでフロスを使っていたら、ゲッ! 奥歯の詰め物が取れてしまった。かなりデカいヤツ。ああ、日ごろの行いが悪いからこんな目に合うんだよねえ。ちょっとスペースキーのうえに飾ってみた。
そうこうしているうちに、もう下船案内のアナウンスが流れる。ああ、もうおしまいか、つまんないな。20時間なんてあっというまに過ぎてしまった。バタバタと荷物をまとめて、クルマの場所まで移動する。
これは、左側のゲートが開く瞬間。右奥に待機しているのはライダーたち。いまもむかしも若者は北の大地をめざす。ライダー君が先に降りて、乗用車はそのつぎ。
小樽フェリーターミナル、気温は18度だった。やっぱり寒い。もう夜もおそいし、ターミナル近くの駐車場で車中泊。深夜1:00就寝。
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