北海道放浪34日目|湧洞湖で遊び、牧草ロールを愛で、露天風呂の敵を知る

6:00起床。車内温度21.8度。明けがた寒さで目が覚める。寝ぼけながらもう1枚毛布をかぶり、2枚の毛布でほかほか天国、満足して二度寝。

昨日、念願だった襟裳岬めぐりが済んだので気分がラクだ。襟裳岬のように、なかなか晴れないところで、しかも長距離ドライブだとけっこう緊張するんだよね。

道の駅「忠類」を出発して北東方向に進む。これからは道東をユルユル周ろうかなあというつもり。

今日も晴れわたっている。

道道319号線はだれもいない。ひとりでジェットコースターだよ。

そして「湧洞湖」に着いた。湧洞湖(ゆうどうこ)は太平洋のすぐそばにある湖だ。

だから、反対側にはすぐ太平洋。

砂浜ってものすごく久しぶりで心が浮き立つ。波が見せる表情にしばし茫然。

どどーんという波の音がいいなあ。

海も、ずっと眺めていたいなあ。

海辺は原生花園が広がっている。ああ、こんなパラダイスがあったなんて! しかもとても涼しくて過ごしやすい。

キリがないのでそろそろ帰りはじめたが、

あれ? この丘、登れるんだ。

ひと登りすると、「湧洞湖」の表示が。なんだ、ここが展望台じゃないか。この湧洞湖はマイナーな観光地らしくて、展望台の標識もなかった。

展望台からは湖も見渡せるし、

海も見える。

両方ともこんなによく見えて、白目をむいたよ。

展望台?周辺は手つかずの緑がむせかえるよう。いやいや、あまり知られていない観光地っていいもんだなあ。

道路までうつくしく見える。クルマでかんたんに来られるから、やっぱり道路はありがたい。

さんざん湧洞湖を楽しんだあと、道道56号線を北上すると、

おっと、牧草ロールがころがってるよ!

並んでコロコロ。

離れてコロコロ。

いっぱいコロコロ。

ビニールで包んでいないナマロールは貴重だ。

花より好きな牧草ロール。

ああ、なごりおしい……

今日は山奥にある「うらほろ留真(るしん)温泉」へ。

山中にぽつんとある温泉。まだ新しくてとてもきれいなのに、山中にあるので空いている。

しかし、駐車場でクルマから降りようとしたとき、虫の大群に気がついた。たぶんアブのたぐいだと思うが、クルマをブンブン取り囲んでくる。私は虫が大きらいなので、その様子を見てホント虫唾が走った。けれども、いつまでも車中にいるわけにいかないので、すばやく降りて走って建物に入った。

するとまあ、露天風呂でやっぱり虫にたかられた。うわうわ、お湯から出るわけにいかない。これもまた、いつまでも熱い湯のなかにいられないので、またまた小走りで浴場に逃げ込んだ。

そういえば、首のうしろがぷっくり腫れているのに気づいたが、これは昨日咬まれたんだよね。昨日のナウマン温泉で、やっぱり露天風呂で首になにか止まっている気配がして、手のひらで叩いたら大きめの虫が落ちてきた。そのときは咬まれたことに気づかなかったが、今日になったら腫れていた。

う~ん、露天風呂では虫に要注意だな。外は気もちがよくて、湯に出たり入ったり極楽なんだけど、暑い時期は虫が出るんだなあ。

内風呂でしばし悩んでいたら、ひとりの女性が露天風呂へ出て行った。内湯には大きな窓があり露天風呂もよく見える。すると彼女は、湯舟に浸かるやいなや両手をぶんぶん振り回しはじめた。そして、じきにお湯から飛び出して、走って建物に入ってきた。ほらあ、やっぱり!

そういえば、このあいだのモール温泉では、露天風呂全体をネットでおおっていて万全に対策しているところもあった。きっと苦情があったんだろう。

虫はともかく、内湯だけでも源泉かけ流しで、つるんつるんしたお湯はとてもよかった。休憩所も広くて快適なので長居を決め込んだ。

今夜は、温泉から20分ほどのところにある道の駅「うらほろ」に車中泊。

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