プレゼントをえらぶことはむずかしい。相手のひとの好みをよく知っていないといけないからね。
つい私は、消えモノが無難だなあと思ってお菓子とかにしてしまう。
ところが、Kさんはいつも私が欲しいものをぴったり探し当ててプレゼントしてくれるのだ。
▼昨日いただいた「レッグセルローラー」。ピンクがかわいらしいね。
私がハイキングのトレーニングに励んでいるので、「疲れた足をマッサージしてくださいね」と差し出してくれた。
思いがけないプレゼントにびっくりしたし、ダルくなった足をときどき手でもんだりしていたので、とってもうれしかった。
今日は寝坊をして、午前中はウチでウダウダしていたのだが、このローラーを試したくて、午後からは近くの公園へウォーキングに行く。
いちおう公園だけど、かなり小高い丘になっていて、いちばん上まで登るとけっこういい運動になるところだ。
なにせ山だらけの田舎なので坂道がどっさりある。しかし、この公園も数年まえにいきなり登ったら、次の日からヒザがおかしくなってしまった。
ところが今日は大丈夫だった。ゆっくりノシノシ頂上まで登り、展望台からのながめも楽しんで、ペタペタ降りてきて、いやべつに平気だった。
ふう、ちょっとだけ自信がついてきたなあ。
ウチにもどってからは、さっそくローラーを試してみる。
おお! ぶっとい足でもちゃんと入って、コロコロと小気味よくツブツブが食い込む。んごご、これは気もちいいねえ。
調子よく足首から太ももまでコロコロ、YouTubeを見ながらのんびりコロコロ。
そして、わざわざこれを買いに行って、きれいに包装してプレゼントしてくれたKさんの気もちがうれしくて、ほこほこしあわせな気分になった。
だからね、結局そのひとの想いっていうのが、私をしあわせにしてくれるだよね。
昨日は仕事の話もたくさんした。
相変わらず私は「働くのがイヤだ」とブータレていたが、Kさんは、ご自分のライフワークや生活基盤のためにしっかり働くという。
彼女はオトナなんだよね。
そんなKさんの様子を見ていると、私はなんだか恥ずかしくなってきた。文句ばかり言ってないで、もうちょい仕事と向き合おうか?
明日とあさっては、会社の新人研修だ。これもイヤだったので、案内書類をろくすっぽ見ていなかったが、さっき調べたら研修会場が遠くて、朝6時に起きないと電車にまにあわない。
うっ……たまらんなあと思いつつ、いやいや、同じ立場の新人さんにも会えるわけだし、ちょうどいい機会だと考えてみよう。
おまえさあ、セミナー好きなんだろ? 研修ってセミナーみたいなもんだから、ちっとは楽しもうと思って行って来いよと、自分にハッパをかけた。