今日は妹T子へのメッセージ。
T子ちゃん、新しい職場、もう慣れた?
新しいおうちも快適かな?
私は、とうとうベートーベンのソナタがちょっと弾けるようになったよ。でも、ベートーベンソナタのなかでもいちばんかんたんなヤツだけどね。
T子ちゃんが私の動画を見たら、もしかすると「わあ、おねえ、弾けてるね」と思うかもしれないけど、いやいや、ここまでたどりつくのに、ホンマたいへんでたいへんで……
さいしょのうちは、片手ずつでしか弾けないんよ。右手、左手べつべつに何十回も弾いて、それから両手を合わせてみるけど、弾けへん(笑)
しょうがないから太極拳並みにゆっくりゆっくり練習して、そんでも左手のタタタ、タタタ、ってとこなんかガタガタで、まあでも、とにかく練習練習でようやくこんな感じ。
毎日地味ーに練習していたら、T子ちゃんの子どものころを思い出したよ。
T子ちゃんは、小学生のときからなりたい職業を決めていたんだよね。
将来その仕事をしたいから、小さいときから自分で自発的にずーっと勉強をつづけてきたんだよね。そして、いまも仕事の勉強をやっぱりつづけているんだよね。
ソレッて、ホントはすごくしんどいことじゃないか?って私は思っていたんだけど、いま私自身が毎日ピアノを練習して楽しいから、ああそうか! T子ちゃんの勉強もこういう感覚なのかなあ。たいへんなこともあるけど、でも好きでおもしろいからやってる。きっとそうでしょ?
T子ちゃんもピアノを習っていたのに、どうしてすぐにやめちゃったのか、まえに母ちゃんに訊いたら、「だって、あのコ、ピアノ弾かすとすぐに泣くから」って言ってた。
そのハナシ、2年ぐらいまえかな、T子ちゃんに言ったよね。
そしたら、T子ちゃん「きれいな音が出ないから泣いちゃった」って理由を教えてくれたから、それ、いまでもびっくりしてる。
T子ちゃんのほうがよっぽどか音楽に向いてるね。
あ、でもその敏感さがいまの仕事に活かされていて、それでおおぜいのヒトがしあわせになってるんだね。
よかったねえ。すばらしい仕事をずっとつづけられて。
ピアノを弾いてると、むかしのことをいろいろ思い出すよ。
おとなしくてなんにもしゃべらなかったT子ちゃんのことも。
なんか、泣けてきた。
ごめんね、むかし小さいときいじめてばっかりで、ホントごめんなさい。
優秀でいいコだったT子ちゃんに嫉妬してたんだ。
でも、いまはもうだれのこともうらやましく思わないで済むよ。
ピアノ、楽しいから。
いつもブログ読んでくれて、動画見てくれてありがとうね。
仕事がんばってね。ムリしないでね。
▼ベートーベン/ピアノ・ソナタ第20番第1楽章
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