レッスンの課題ともなると、CDも真剣に聴いて勉強になるね

今日はパートが休みなので、市民会館へ行ってアップライトピアノで練習した。
9-12時枠が空いてたから、まあみっちりやったつもりだけど、正味は2時間20分だ。

ちっちゃい電気ストーブ持参で、手をあっためたりしつつ、あ、ストーブ利用は許可済みで、ここの練習室は地下にあって、地下駐車場から30秒くらいだから、ゴッチャリ荷物を持ち込み放題ですごく便利。ココに永住したい。

てか、なんで音楽練習室が50㎡で、ワシのウチが16㎡なんだよっ?
うう、還暦まであと3年ちゅーのに5畳一間暮らしの身の上が哀しい。

いや、もっと哀しいのは、学費とかなんやらかんやら1,100万円を用意することなんだけど、コレ考えるとワシの脳ミソは即シャットダウンするのさ。

数年後の学費より、目の前のツェルニーじゃん!

▼ツェルニー/30番練習曲 第11番
こないだ先生に教えてもらった「奏法」でやってみてるけど、弾けないねえ……
すぐにはダメだねえ…… ババアだからかねえ…… アタマが悪いからかねえ……

ウチに帰ってからも電子ピアノで弾いて、今日は5時間ちょっと練習したけど、ツェルニーがいっちゃんダメ。
ツェルニーだけでも30回弾いてるのに、まだダメでなんか絶望的。呪われてる。

▼どっちかというと、ちょびっとマシなのは、ベートーベン/ピアノ・ソナタ 第19番 第1楽章
お勉強として、ピアニストB氏の録音3回分(30代、44才、64才)をよくよく聴いてみたら、44才のときの録音がいちばん気に入った。
で、びっくりしたけど、64才のときのほうが44才録音よりテンポが速い。

ふつう、トシいってからの演奏ってテンポが遅くならへん?
あ、でもB氏があるインタビューで「年をとってから、若返ることだってあるわけです」と言ってたけど、この19番ではじめて気がついたわ。

B氏は、ひんぱんにウィルヘルム・ケンプ(1895-1991年)について語っているので、今日はケンプのCDも聴いてみた。
もともとケンプは、ウチの両親がとても好きだったピアニストだ。そのケンプのことをB氏がしょっちゅう話しているんで、はあ、親の好みってやっぱり影響するんかなあ?

ケンプを聴いてすっごく驚く。あまりにもみごとな「歌いっぷり」に仰天した。
B氏が「ケンプはピアノを歌わせるのが非常にうまい」と言ってたけど、いまごろになって、うわあ、ものすごい!と鳥肌立っちまった。

ケンプとくらべると、B氏はやや抑制的で緻密で、これはこれでもちろん好きなんだけど。

4つの録音で、共通しているところもあれば、ちがうところもあって、そういうのを照らし合わせるのがおもろい。
とかいろいろやっていると、自分が練習するときもやっぱり楽しくなる。

で、楽しくならないのがツェルニーやん(泣)
どーしよー?

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