インナーチャイルド(自分の心のなかにいる、傷ついた子ども)ちゃんとの生活も慣れてきた。
チャイルドちゃんがして欲しいことはとってもシンプル。アタマをなでて「いい子だね、かわいいね」と言ってもらいたい。お外ではいつも手をつないでもらいたい。
あ、言ってもらいたいことばが「いい子だね」にプラスして「かわいいね」が増えた。「かわいいね」って言ってあげると、口元がにまーってする。
いい子だね、かわいいね、おててつなごうね。
たったこれだけでチャイルドちゃんは生き生きする。そんなもんなんだな、子どもって。
ふと、自分のリアル母のことを思い出す。生い立ちが複雑だったから、母自身はおそらく「いい子だね、かわいいね、おててつなごうね」なんてだれからも言ってもらえなかっただろう。言われたことがなければ、自分の子どもにも言えない。子どもがよろこぶことばを知らないひとだったんだなあと思った。
だったらしょうがないから、「いまの自分」が「過去の自分」をよろこばせてあげたらいい。いまからちゃんと育て直してあげよう。
で、こういうこと一連の作業が、きっと「自分の穴を自分で埋める」ってヤツだよね。
ほら、堀江さなえさんの「穴のお話」ね。
●こころの穴を誰が埋めるのか問題1|ことほぎ|堀江さなえさん
●こころの穴を誰が埋めるのか問題2|ことほぎ|堀江さなえさん
「穴のお話」はとてもわかりやすい。で、そもそもまず「穴」に気づかず右往左往していたな、私。自分に穴、それはつまり「心の傷」「ビリーフ」なのだが、これ自分ひとりだとまずわからない。
でもたぶん「穴開いているひと」って心理とか宗教あたりをウロウロするんだろう。私も二十代のころから、ここらへんにスコップありそうだねって思って、河合隼雄とか読んだりとか教会に出たり入ったりを繰り返していた。
まあ、心理学でばっちり合っていたけど、「心の扱いかた」を具体的に学べたのはようやっと去年だもんね。「ビリーフリセット・リーダーズ講座」へ通って、カウンセリングの実習を重ねて、その結果いまここまでたどりついた。ふう。
私の場合、まだ講座の延長みたいな感覚があって、たまたまあらわれたインナーチャイルドちゃんをこうして毎日かわいがってあげるというワークを実行している。
こんなの、ひとりでぜんぶ対処できないよ。いまもまだ、ビリーフリセット・リーダーズ講座つながりのFacebookで、ほとんど毎日認定カウンセラーさんからアドバイスをもらっている。
そのアドバイスをもとに、チャイルドちゃんにどう接してあげたらいいか、さらにこれから自分はどう行動していけばいいのか日々考えている。
で、私は昨日の記事「昨日とはちがう子を連れてパートへ行く|二人暮らし 3日目」で、「チャイルドちゃん問題が片付かないと、パートナー探しできないかねえ?」って書いた。
そしたら、堀江さなえさんがコメントをくださった。
「ちっちゃな子、ヨシヨシしながらでも、婚活できるよ
手を繋ぎたい、大事にされたい、人と繋がりたい、って根源的な欲求だもの」
そっかー、子連れでもOKなんだねえ。同時並行処理ってすごく苦手なんだけど、まあがんばってみよう。
しかし、まだ「穴だらけ」で工事中なんだから気をつけないといけない。
私がいまとても欲しいツールは「境界線」だ。
「私と他人のあいだ」にどっかり据えておきたいのが「境界線」である。「私は私」「他人は他人」。その境界線をくっきり引いておかないと、また他人に「穴埋め強制労働」させたくなる。
いま私が欲しているのは、「おら、穴埋めしてくれや」なのか、それとも「本来の自分からしぜんに生じた『繋がりを求める思い』」なのか、そこのところを見極められるように「境界線」を引いておきたいのだ。