仕事で大失敗、それを心理学的に考えてみる

仕事で大失敗をした。
正確には、大失敗を「数日前にしていて」、私はなにも気がついておらず、あるひとが4時間残業してそのフォローをしてくれていた。

今日、上司のひとにしばらくのあいだ話をうかがった。その顛末一部始終と、私のなにがまちがっていたのか?そして今後どうすればいいのか?について、上司はていねいに説明してくれた。叱責ではなく、冷静に仕事を解説してくれて、私の事情もじゅうぶんに聴いていただいた。

で、もちろん私の大きなミスなんだけど、やっぱりショックだった。
まさか、私の知らないところで4時間もAさんが奔走されていたとは夢にも思わなかった。

少しあとで、上司のかたは笑顔で、私の席にマニュアルと文房具を持ってきてくれて「これからも期待していますから、がんばってください」と言ってくれた。
私の前の席にいる同僚のパート女性も「私も数えきれないほどまちがってきたからね」と言う。

その1時間ほどあとに、少し離れた席の正社員男性がそばを通るときに「気にしないでくださいね」とこっそりささやいてくれた。

それほどみんなが気配りしてくれたにもかかわらず、私はずっとクヨクヨしていた。
上司が私に注意してくれたとき、今回の大失敗に付けくわえて、「スピーディーに仕事をしてください」と言われたこともスゴく気になった。

モヤモヤは仕事が終わってからもつづいており、ええと、こんなときはどうしたらエエんかいな?と思って、自分の過去記事を検索したら、うっ、ちゃんとセミナーで教えてもろてたわ。

「ミスしたら? 浮気をされたら? 自信のあるひとはどうする?|セミナー「自信の心理学」その9」

Case 2. 仕事でミスをして、同僚、会社に迷惑をかけてしまった。
カウンセラー先生 → ミスしたことで自分を責めないっていうのが、自信のあるひとですね。

をを!そうなんや! まずは「自分を責めない」っちゅうことなんだ。
なんかすっかり忘れていたので、すっごく意外だった。

そして先生は「自分を否定されたと思わない」とも言っている。
う~ん、本当にまずそう思うことが大事だなあと、今回の貴重な経験でよくわかった。

そうなんだよね、私はつい落ち込んでしまったけど、べつにだれも、私を否定しているわけじゃない。
新人がミスをしたから、「それはこうしたからまちがったんだよ。これからは同じミスをしないように」と教えてくれただけだ。

けれども、長いあいだ心理学を勉強しているにもかかわらず、じっさいに目のまえに問題が降ってくると、いやあ、コタえるわ。
と同時に、ひどくコタえるからこそ、先生のアドバイスが非常によく身に沁みる。

逆に考えれば、「どんな状況でも自分を責めない。つねに自分が自分の味方でいてあげる」ということができるようになるために、その練習として、今回の大失敗が起こったとも言える。

そして、上司自身も同僚のひとも正社員の男性も、私にあたたかいことばをかけてくれた。
それほどまでに、みんなが私を案じてくれている、ということに気づくためにもこの大チョンボが発生したのだろう。

私はむかし、スネまくっていたからね。ヒネくれていたからね。
どうかすると、すぐに以前のクセが出て、ヒトが思いやりを示してくれているのに、その手をはらいのけてしまいそうになるんだよね。

ああ、でももうそんなことはやりたくない。
これからは、すなおに思いやりを受け取りたい。みんなの愛を受け取ってもいい存在なんだと、自分のことを信じたい。

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