数年前から心理学セミナーにモソモソ通いはじめたが、今年3月よりカウンセラー養成講座「ビリーフリセット・リーダーズ講座」でみっちり学ぶことになり、そうすると急激に自分のことがよくわかってきた。
それってつまり「私は、なんのために生まれてきたのか?」ってことだ。いったいどうするためにこの地上に生を受けたんだろうねえ?ってのが徐々にあきらかになってきた。
まず第一に「どこから来て、どこへ戻るのか?」が判明した。それは山で感じる「あの世界」である。
「あの世界」とは、詩人/尾崎喜八が詠んだ「あの透明な美酒のような幸福」に満たされた世界だ。至福のよろこびに浸りきっていられる世界だ。無尽蔵の愛を注いでもらえる完全無欠、唯一無二の世界だ。
んで、その「至福のよろこび」はふつう「下界」には存在しない。そこへ通じるものはちゃんとあるけれども、そのものを探すのはちょっとちがうなあとわかってきた。あれは「天に属するもの」であって、地上にナマのままでそうそうころがっていない。
そして、その「天のことば」がどういうものかはわかった。それは「音楽」だと思う。「音楽のことば」は「天のことば」だなあって思う。「音楽のエネルギー」は「天」で通用するエネルギーなんだと思う。
だから「音楽に感動する」ということは、「あの世界」にフッと近づけることなんだろうと思っている。まあ、私が勝手に思っているだけで、なんの根拠もないけどね。
自分がピアノを弾くのは、結局「音楽のことば」をうまくしゃべりたいなあってことみたいだ。ピアノの弦をそんなふうに響かせたいなあってわけ。
だったら、せっせとピアノを弾くだけで余生を送ればいいはずなのだが、ココロの勉強やって、いろいろフタ開けて、見たくないモン見て、感じたくもなかったモン感じて、さんざんすったもんだしてたら、最後に「パートナー欲しい」ってのがやにわにあらわれた。
いまちょびっとお上品に「パートナー欲しい」なーんて書いちまったけど、ほんまは「体感」ですねん。カラダの反応ですぜ。読者諸君、各々どの部位がどう反応するか自ら想像してみたまへ。
からだの奥底から突き上げてくるこの原初的なエネルギーは「合一」を欲しているので、参ったのう、相手探さんとなあ。
で、そうなると具体的に、じゃあお相手が見つかったら「どういうコミュニケーションをしますか?問題」にぶち当たる。じつはこれ、どうせそれがうまくいかないに決まってると思って、パートナー諸問題は小学生のころから逃げていた。
しかし、いまは真正面から向き合うことにした。そうせざるをえないほど衝動が強すぎるからだ。
そしたら「付き合うってなんですか?」「どうしたら好きになってもらえますか?」とつぎつぎに疑問が湧いてきた。
そもそも私は、人間関係というのは「私が〇〇してあげました → だから、あなたは私を好きになってね」という「取引」しかわからないのだ。まあ、元をただせばウチの母ちゃんが「産んで育てたんだから、おまえは一生親の言うなりになれ」って呪いをかけたからなんだけどね。
「〇〇してやった→だから好きになれ」という公式しかわからん。
という大きな疑問を、カウンセラー/堀江さなえさんにお尋ねしたら、さえさん(堀江さなえさん)のブログですごくわかりやすくお答えしていただいた。
「私があなたの穴を埋めてあげるから、そのお返しとして、あなたは私を好きになってね」というやり方ばかりしていました。穴埋め→お返し以外の人間関係ってどうするんですか?」
というお話です
ヤバ~い、めっちゃわかる~
なぜなら、私もそうだったから
なんなら今もその片鱗はある穴があったら埋めたがる
なぜなら、そこに穴があるから!
ここでさえさんが言っておられる「穴」とは「ビリーフ」のことである。「穴」のたとえはほんとにわかりやすい。「夫さんが○○してくれない、の犯人」の記事から順番に読むといっそうよくわかる。
この「物々交換形式」実は
互いに穴を埋めあっている関係なの
あなたの穴を埋めてあげるから
私の穴も埋めてください、って関係お返し、見返り、お礼、と思っているもの
それが、あなたの穴を埋めるものどんな穴かと言うと
「私は愛されない、好かれない」
と言う名の穴
(認められたい、上に立っていたい、他色々あるよ)この穴(ビリーフ)持っていると
好きで居てくれるために
相手の穴埋めをしに行く
うわ……まさにその通りだよ、私。図星。てか、私は他人全員に「おら、あたいの穴埋めろや!」しかやってこなかった。
いやあ、さえさんにお尋ねしてほんとよかった。私は未来のパートナーにも「穴埋め強制労働」(←さえさん語)やらせる気マンマンだったよ。表面的にはね、相手によかれみたいな体裁をとるだろうけど、そのウラには「だから、私の穴埋めてや。きっちりぜんぶ完璧に埋めろや」が貼り付いていた。
ああ、自分の穴は自分で埋めないとね。
自分の機嫌は自分で取らないとね。
それからだよね、パートナーに目を向けるのは。