ピアノレッスン第106回 記録 |うつくしくない、楽しくない、カサカサな演奏

「骨しか聞こえないピアノはマズいよね」という文字と、「骸骨」のイラスト ピアノレッスン記録

ピアノの練習時間が、3分減った。

1日当たりの平均練習時間
レッスン日 平均練習時間/日
2021/8/10(火) 2時間19分
2021/8/17(火) 3時間40分
2021/8/24(火) 3時間21分
2021/8/31(火) 3時間18分

おまいなあ、1日あと3分、てかもう4分弾いてたら、1分増えて、「増えたぞ!」ってイバれたのに。

私は、今年4月から「専業ぷー太郎」で、メシも作らず、フロは週2、洗濯月1、掃除一切せず、ゆいいつ生産しているのは汚部屋のみ。

そしたらさあ、ふつう時間がありあまってしゃーないはずなんだけど、どういうわけか「時間がなくなってしまう」んだよね。

まあ、集中力がぜんぜんない。ひじょうに散漫である。

ピアノを練習しているときは、それなりに集中している(はず?)が、30分ごとに休憩するとき、たちまちぶわーっと散漫になって、猫動画をぼーっと見ていたりする。

つまり、ね。

この世に「猫」という生き物が、生息していなかったら、ピアノの練習時間は飛躍的に伸びるはずである。



ハノン

ハノン3番 → 合格

ハノン3番の楽譜、1-4小節

ハノン3番の楽譜、1-4小節

先週、先生ご自身が「音色づくりのために、毎日1時間ハノンを練習されていた」というエピソードをお聞きした。

あまりにも感銘を受けたので、いちおうそれなりに「つねに響きを意識」して練習したつもりだ。

しかし、今回は「2拍目の1音目、意識が足りませんね」とのこと。

まだかなりゆっくり弾いているので、そうであれば、「『1拍目の1音目』と『2拍目の1音目』は、ほぼ同じ音の与えかた」になる。

もう一度弾いて、合格にしていただいたものの、先生はこうおっしゃった。

いつもなにかしらあるんですよね。ひとつよくなったら、べつのなにかがダメで、それが直ったら、こんどはまたコレが、とか」

……はい、申し訳ございません。

う~ん、注意力散漫? というか、記憶力減退かのう。

ホ長調スケールとアルペジオ → 不合格

ハノン39番ホ長調スケールの楽譜、1-4小節

ハノン39番ホ長調スケールの楽譜、1-4小節

またもやアルペジオがよろしくなかった。

先生「やっぱりなめらかさが足りませんね」

自分でもわかるのだが、とくに右手が「ハマらない」んだよね。「最適ライン」を描き切れていない。

そういえば、アルペジオって「片手練習」していなかった!

よし、「右手のみの練習」をおもくそ観察しながらやってみよう。

いま使っている楽譜 ハノンピアノ教本 全音ピアノライブラリー



ツェルニー40番の15番 → 合格(2回レッスン後)

ツェルニー40番-15番の楽譜、1-5小節目

ツェルニー40番-15番の楽譜、1-5小節目

先週、入念にご指導いただいた「左手で音楽を作ること」を重点的に練習した。

しかし、一度弾き終わると、先生は「あまりうつくしくないですね。なんか設計図みたいですよ

ああ、なるほど! 設計図ねえ。

先生「もっと鍵盤となかよくしましょう」

ああ、なんかよくわかるなあ。もっと鍵盤に親しく、うるおいを持って接するというか。

そういう気もちに切り替えて、ふたたび弾いたら、合格にしていただけた。

いま使っている楽譜 ツェルニー40番練習曲 全音ピアノライブラリー



ベートーベン:ピアノ・ソナタ第5番Op.10-1 第1楽章 ハ短調 → 5回目のレッスン

ベートーベン:ピアノ・ソナタ第5番Op.10-1 第1楽章 ハ短調 の楽譜、1-8小節

ベートーベン:ピアノ・ソナタ第5番Op.10-1 第1楽章 ハ短調 の楽譜、1-8小節

先生「さっきのツェルニーもそうでしたが、今日は音がカサついていますね。手が痛みますか?」

あ、そうそう、昨日やおとついはかなり痛かったなあ。

まあ、痛いのは年がら年中で、べつに手に限らず、足腰背中首ぜんぶ痛い。ババアはそんなもんだ。

先生長調のところは、もっと楽しくしあわせな響きを出してください」

そして、この曲の最後の部分、一小節分(フェルマータ付き)の休符を完全に忘れていた。

ベートーベン:ピアノ・ソナタ第5番Op.10-1 第1楽章 ハ短調 の楽譜、276-284小節

ベートーベン:ピアノ・ソナタ第5番Op.10-1 第1楽章 ハ短調 の楽譜、276-284小節

先生「休符をしっかりじゅうぶん感じてください」

いま使っている楽譜 春秋社版 ベートーヴェン集 1



バッハ:フランス組曲第4番 クーラント → 3回目のレッスン

バッハ:フランス組曲第4番 クーラント の楽譜、1-8小節

バッハ:フランス組曲第4番 クーラント の楽譜、1-8小節

こないだのレッスンで、先生に「それじゃ『盆踊り』みたいですよ」と笑われた。

左手のリズムが、「たらぁっらぁっらぁっらぁっ」って、ほんま「盆踊り」みたいにダサすぎた。

もはや「盆踊りトラウマ」にさいなまれながら練習したよ。

そしたら、今日は、ちっともそんなことは言われなかった。ふう。

しかし、「指の運びが『見え過ぎ』」とのこと。

先生「それでは、家の柱や梁が丸見えみたいな感じですよ。ねえ、壁紙が欲しいですよね」

そりゃもう、私は壁紙大好きだけど。

先生「いまを10とするならば、7割ぐらいの運動量で弾けるようにしてください」

いま使っている楽譜 春秋社版 バッハ集 3



今日のレッスンを振り返って

「設計図」とか「柱や梁が丸見え」といったご指摘から、う~ん、つまり「骨しかねーんだな」って思ったよ。

そりゃあ、聞いているひとは、「きれい」とも「うつくしい」とも感じないよねえ。

あと、いつも言われてしまうが、まだまだムダな動きが多すぎる。

不必要な動きのせいで、レガートがそこなわれたり、音の響きが悪くなる。

「動き」を極力少なめにすること。

そして、「肉」つけようっと。

本人の腹の肉はいくらでも増えるんだから、うん、ピアノだって、肉付けできるさ!

つづきはこちら
ピアノレッスン第107回 記録 |「体」は、いったいなにを言いたいんだろう?
ピアノの練習時間が、激減した。2時間ほど減った。 1日当たりの平均練習時間 レッスン日 平均練習時間/日 2021/8/17(火) 3時間40分 2021/8/24(火) 3時間21分 ...
前回はこちら
ピアノレッスン第105回 記録 |それじゃ、まるで盆踊りみたいですよ
ピアノの練習時間が、減った。 1日当たりの平均練習時間 レッスン日 平均練習時間/日 2021/8/4(水) 1時間48分 2021/8/10(火) 2時間19分 2021/8/17(...
タイトルとURLをコピーしました