あらゆるパートで使いモノにならなかった下流老人が、いまごろ思いついた対策

「汚部屋がヤバいんじゃねえの」という文字と、「汚い部屋にいる女性」のイラスト 汚部屋脱出作戦「1000個捨てチャレンジ」

私は「掃除に興味がない」ので、「掃除をしない」という人生を歩んできた。

まあ、どうしても必要に迫られたら、やったよ。

たとえば、賃貸アパートを退去するときは、掃除している。

コレって、考えてみたら、けっこうおもしろいことだ。

「興味がないことは、やらない」をスタンスに、生きている私なのに、賃貸を出るまえは、掃除するんだよね。



賃貸を退去するとき、掃除をした理由

どうして退去のときだけは、掃除するのか?

よく考えたら、それは、「不動産屋さんに対して、見栄を張りたかったからだな。

退去のとき、不動産屋さんが現場に来て、鍵を返すじゃない?

そのとき、もし、数年間掃除しないままの部屋を見られたら、どうなる?

不動産屋さん
不動産屋さん

こいつ、ヤベえヤツ!
ダラシねえ!
常識ねえおばはん!

そう思われたくなかったんだよねえ。

だから、ほんとはイヤなのに、掃除してから退去した。

もともと、自分で自分のことを、「ヤベえし、ダラシねえし、常識ねえよ、それがどーした?」と思っていた。

けれども、ああそうか、他人には、そんなふうに思われたくなかったんだなあ。

「ヤバくて、ダラシなくて、常識ない自分」を、あんれまあ、「否定していた」んだね。

こんなとこにも「自己否定」があったなんて、ちょっとびっくり。

まあ、気がついたんだから、もうやめよう。



はじめて机を片づけたら、思いがけない変化がおとずれた

さて、「部屋の掃除」に関しては、そんなふうに「退去するときだけ」やっていた。

そういえば、前回、持ちマンションを売却するときは、数年ぶりに掃除機をかけたのだが、「猫一匹」作れそうなほどのゴミが取れたわい。

でも、それ以外、ほとんど掃除したことなくてね。

ところが、だ。

昨日、たぶん生まれてはじめて、机の上を掃除しましてな。

掃除したあとの机

掃除したあとの机

その後、新パソコンをセットアップ中。

新パソコンをセットアップ中

新パソコンをセットアップ中




だから、いま現在、机の上には、パソコン2台、キーボード、トラックボールがあるだけ。

そうしたら、思いがけず、こう感じた。

あれれ? 気もちがちがうな。
いつもみたいに、脳ミソが、ぶわあっと散乱せえへんな。

なんとなく、落ち着いている。

いつものように、アタマがワーッと騒がしくない。

そう、私はつねに、「アタマん中が、散らかっている」

まあ、そのオツムが、部屋に反映されて、汚部屋が形成されているのだが。

ところが、机の上にある「モノの数」を、大幅に減らしただけで、その「アタマが騒々しい状態」が、グッと静かになったのだ。

なるほどねえ。
「目に入ってくるモノを減らす」と、脳ミソのメモリに、余裕が生まれるんだな。

いま、パソコンをいじくっているもんだから、ついつい「メモリがどーたら」って連想してしまう。

私自身、自分のことを、「ふつうのひとより、はるかにCPUがお粗末で、かつ、メモリが異様に少ないと思っている。

だから、ふつうのひとみたいに、パートでまともに働けないのよね。



片づけられない、なんでも遅すぎる|どうしてそうなるのか?

むかしは、ソレって、努力したらなんとかなるか?と思っていたけど、ちゃうちゃう。

「持って生まれたスペックがソレ」だから、努力でなんとかなるもんじゃねえ。

いま読んでいる本、『「片づけられない!」「間に合わない!」がなくなる本: ADHDタイプの【部屋】【時間】【仕事】整理術|司馬 理英子 (著)』は、とても興味深い。

ADHDというほどでもないけれど、同じような傾向に悩んでいる人を本書では「ADHDタイプ」と呼び、部屋を片づけたり、効率のいい時間の使い方を考えたり、いろんな作戦をお伝えします。
出典 「片づけられない!」「間に合わない!」がなくなる本: ADHDタイプの【部屋】【時間】【仕事】整理術
どうか、「どうして、こうなっちゃうの?」と悩んでいないで、「私ってダメだわ」と自分を責めていないで、これは「脳のクセ」だと思いなおしてみましょう。
出典 「片づけられない!」「間に合わない!」がなくなる本: ADHDタイプの【部屋】【時間】【仕事】整理術

「脳のクセ」って、よく目にすることばじゃのう。

たいてい「ナントカ障害」の説明で出てくる。まあ、「悪いことじゃないんですよ」って感じで。

私の「やたらめったら、仕事が遅すぎる」「仕事を覚えられない」というのも、「脳のクセ」なんだろう。

以前じっさい、精神病院で「もの忘れ外来」を受診して、さまざまな検査をしてもらった結果、「認知症でもないし、発達障害でもなし」という診断だった。

じゃあ、だったら「ふつう」か?といったら、ぜんぜんそうじゃなくて、やっぱりパートは、私にとってハードルが高すぎた。

そもそも、ADHDタイプは、行動や作業をするときに必要な「ワーキング・メモリー」と呼ばれる、脳のなかの「記憶のお盆」が小さいといわれています。
出典 「片づけられない!」「間に合わない!」がなくなる本: ADHDタイプの【部屋】【時間】【仕事】整理術

ほらね、やっぱり「メモリが少ない」んだよ。



部屋を片づけたら、「脳ミソのメモリ」が空きそう

それで、あらためて感じたのだが、

「目に入ってくる情報」を、うんと少なくすると、ラクだよなあ。
机を片づけたら → 「メモリ増えた」感、ありあり。

なので、私の場合、まあ、ADHDタイプかどうかはともかく、

そもそも、「脳ミソのメモリ」が少ない。
だから、モノを減らして → 視覚情報を減らして → メモリの空きを増やす。

うん、この対策が有効みたいだ。

べつに「片づけ」にも「掃除」にも、興味ないのは変わらない。

しかし、「脳ミソのメモリ」には、たいそう関心があるので、メモリの空き増やすの、やってみよう。

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