このところ、ずっと片付けにかまけている。
でも、手を大切にするのがいちばんだから、もっちゃもっちゃ時間かけて、やっているのだが。
じゃあ、片付けが終わったら、なにをやりたいか?というと、
どっしりピアノだけ。
「いまからできること」を積み重ねたい。
もう、このトシだから、「上達」だの「パリパリ」だの、縁がない。
こないだ、妹とズームでも話していたけど、
「ほんとにやりたいこと」って、たいていウマくいかないよね。
でも、それは「試されている」のかもしれない。
「それでも、あんた、やりたいの?」って、問われている。
私は、ピアノに限って言えば、べつになにがどうであっても、ただ弾いていたいなあ。
まあ、そうこうしているうちに、要支援じゃー、要介護じゃーとなるわけで。
そうなるまでのあいだ、「ぬくもり」とか「すがすがしさ」「素朴さ」、そんなのを、ほんのちょっとでも、演じられればいいかなあ、と。
レッスン日 | 平均練習時間/日 |
---|---|
2021/9/21(火) | 0時間47分 |
2021/9/28(火) | 0時間18分 |
2021/10/12(火) | 1時間09分 |
2021/10/19(火) | 0時間51分 |
減ってる。
ハノン
ハノン38番の一部│合格
手の具合がまだよくないので、38番のうち、さいしょの4分の1だけ。1~16小節。
1オクターブ分上がって、さあ、つぎっ!というところで、ためらってしまうんだよね。
弾いてみたら、やっぱり、そのことを先生はおわかりで、
「はい、こうですよ、両手とも同じ動きでそろえて、つぎのところに、こう戻ってきます」
2回目弾いて、合格にしていただく。
ヘ短調スケール│合格
2度弾いてみたのち、先生「ちょっと、骨ばっていますね。もう少しふくよかな感じで。もう5gだけ重みを乗せて」
5g! いいなあ。
そして、弾く前に「こういう動作をしてみましょう」と、その動きを教わる。
あ、いい感じ。いつもやってみよう。
そのあと、「5g乗せ」も気をつけて弾いたら、合格になった。
いま使っている楽譜 ハノンピアノ教本 全音ピアノライブラリー
ツェルニー40番の18番│3回目のレッスン
この18番、好きだなあ。
ゆっくりでしか弾けないけど、左手のゆるやかな流れが、けっこう好み。
そのチンタラチンタラで、弾き終わったら、先生は「だいじょうぶですか? しんどくない?」と訊いてくださる。
「はい、このテンポならば、だいじょうぶです」
「手の動きは、とてもいいですよ。正しいルートを通っています。
けれども、ずいぶんデフォルメされていますね。
たとえば、ことばであっても、一語一語区切って話すと、不自然で聞きづらいですよね。
手に負担がかからない範囲で、もう少しコンパクトに収めてみましょう」
いま使っている楽譜 ツェルニー40番練習曲 全音ピアノライブラリー
バッハ:フランス組曲第4番 ガボット│2回目のレッスン
ええと、指番号が見えにくくて、さいしょのあたり、いっぱいトチりまくる。
こういう現象が起こるたびに、
私、やっぱり楽譜読めてない。
指使いの番号に頼って、弾いてるな。
まあ、それでしか弾けないから、すべての音符に、ぜんぶ番号をみっしり書いているよ。
ミスタッチの多さもだけど、それよりも、
先生「もう少し、『温かく照らしてあげる』ような感じで。たとえば、赤外線ヒーターで、ふわあっと、照らしているかのように」
ふわあっと、温かく、ほんわか弾けるように、ちょっとなった。ふしぎ。
この曲は、次回には仕上げるように。
そして、つづきのメヌエットも、練習しはじめておくこと。
いま使っている楽譜 春秋社版 バッハ集 3
モーツァルト :ピアノ・ソナタ第4番K.282 第1楽章 変ホ長調│2回目のレッスン
▼4-6小節目の左手。
先生「ここも、やっぱり動きが大きすぎますね」
やり過ぎ注意。
ムダな動きは、音がそろわなくなる。なめらかさを損なう。
▼8小節目は、「もっと、音の響きを味わってください」
▼いちばん最後の一音。
ダメだあ、ヘタクソすぎる……
わかってはいたけど、ウンと小さくしたくても、音抜けが怖くてなかなかできない。
今日は、「最後の一音」をみっちりご指導いただく。
当たり前なんだけど、先生のお手本は、何度弾かれても、ほんと、みごとにうつくしい弱音!
音色も音の質も、ため息が出るほどきれい。
その弾きかたを、具体的に教えていただいても、なかなかできない。
なんべんやり直しても、大きすぎたり、音抜けしたり。
まぐれで、やや「近め」にデキたのも、先生「あー、60点ぐらいですね」
うう、むずかしい。
先生「練習で『100回弾いて、99回成功』だったとします。
そしたら、舞台では『必ず失敗』するんですよ。
99回は、出てくれない。
こんな怖ろしい終わりかた(ワザと音抜けで、弾いてくださり)、ソレは、ないですよねえ(笑)」
うわあ、ほんとだ。
ソレだけは、ぜったいやりたくない。
かといって、いかにも「安全圏ですたい」みたいに、どーんと鳴らすのもイヤだ。
う~ん、百発百中をめざす? めざしたい?
「1000個捨てチャレンジ」なんかやってないで、「最後の一音、1000回練習キャンペーン」にしようか?
いま使っている楽譜 モーツァルト: ピアノ・ソナタ集 第1巻/ヘンレ社/原典版
今日のレッスンを振り返って
ほとんど練習できていないのに、先生が、ちょうどいいレベルの曲を選んでくれるので、ムリしないでいられる。
手の具合は、変化を感じるほどよくなってはいないが、悪くもなっていない。
だいじょうぶかどうか、確かめながら、もう少し練習時間を増やせそうだ。
モーツァルトの「最後の一音」なんて、いくらでも練習できるはず。
明日からは、ちょっとずつ増やす意識で。