汚部屋だと「ヒトが通れる通路」がない
汚部屋で、なにが困るって、
ヒトに来てもらえないんだよね。
床可視率10%ぐらいだと、ふつうに歩ける余地がない。
するとまあ、よく聞くところでは、
・下水点検に来てもらえない。
・エアコンが故障しても、修理してもらえない。
とかで、私はどこに住んでも汚部屋にしてしまうので、前の住まい(持ちマンション)で、点検はバックレてた。
汚部屋を掘って、出てくるピアノとは?
べつに、火災報知器とか、下水とか、どないでもかめへん。
けれども、ピアノの調律だけは、やってもらわないといけない。
ピアノ、ちょっとずつ、音狂ってきよります。
「汚部屋 消防点検してもらえない」てな検索は、なんぼでもヒットする。
▼しかし、「汚部屋 調律してもらえない」で検索すると、私のブログが、恐ろしく上位に君臨していた。
なぜだっ?!
ピアノ持ってるヒトは、汚部屋にならねえのかよっ?!
「汚部屋片付け」の動画って、好きでよく見るけど、まず生ピアノは出てこないんだよね。
片付け業者さんが、堆積している汚部屋を発掘していくのだが、そうそう、電子ピアノが出てきたのは、1回見たことある。
1m以上の高さまで、みっしりゴミで埋め尽くされている、汚部屋を掘っていったら、あらあら、電子ピアノが!ってのは、あったな。
でも、生ピアノが発掘されたってのは、まだ見たことない。
あ、話がそれるけど、汚部屋発掘していったら、いっちゃん下から電気カーペットが、それもしっかり電源入れっぱなしのヤツが出てきて、アノ動画はスゴかったなあ。
そのぐらい「動じないヒト」って、ある意味、才能だよねえ。
どのぐらいの部屋なら、調律に来てもらえるか?
さすがの私も、床可視率ゼロまでは、いったことがない。
本人だけがわかるケモノ道が、いちおうあるのだ。
動画で何十万回も再生されるような、「腰までの高さのゴミ」「肩までの高さ」「頭上を超えて、天井までわずか30cm」とかの汚部屋には、ぜんぜんかなわない。
床一面をゴミで覆い、ソレを踏み固めて、ゴミの上で寝起きする生活は、まだ経験したことがない。
たぶん「有機系のゴミ」(惣菜のパッケージとか)は、かろうじて捨てているからだろう。
なんか中途半端な汚部屋で、ちっとも迫力がない。
悔しい。
でも、「汚部屋で、調律してもらえない」人間としては、検索順位で、かなりトップクラスだ。
そんなババアが、ようやく調律師さんを呼べるようになったのだから、うん、よくがんばったのう。
▼ピアノの周辺は、こうなった。
▼玄関から入って、まっすぐちゃんと、歩けるようになった。
▼ただし、グランドピアノの下には、まだモノがどっさり。
▼電子ピアノ周辺も、まだ、ごちゃついている。
しかし、玄関から部屋まで、だれでも歩けそう。
かつ、グランドピアノ周辺は空いているから、もう調律師さんに来てもらえるね。
いまの時点での、ビフォーアフター
▼電子ピアノ周辺│ビフォーアフター
このぐらいなら、どうでしょ?
70点? 80点?
妹は、キビしいんだよね。
「ゴチャッとハミ出ているモノを、ちゃんと収納しなさい」って、言われそう。
とりあえず、調律最優先なので、もうちょっと待ってね~
▼台所~玄関│ビフォーアフター
「床置き」は撤廃した。
これなら、調律師さんも通れるよねっ?!
調律師さんが、訪れるやいなや、目にしたモノとは?
それで本日、晴れてめでたく、調律師さんにお越しいただいた。
ご都合お伺いのメールは、先月21日にお出ししたところ、「11月3日でしたら」というお返事をいただいていた。
午前中に、私の近隣で、もうおひとり調律するかたがおられるらしい。
調律師さんは、かなり遠方なので、私は「ついで」にしていただけると、非常に気がラクだ。
わざわざババアひとりの調律だけなんて、いや、そんなん、困るわっ!
ということで、部屋も「新道」が開通したし、調律も「ついで」だし、ちょっとばかり緊張がやわらいでいた。
ところが、だ。
その調律師さんが来られて、ごあいさつもそこそこ、数分も経たないうちに、こうおっしゃった。
あ、〇〇〇〇〇がありますね!
むう……、そ、それは、まだ片付けがデキていなかったんだよ。
まさか瞬時に、バレるとは?!
ほんまは、なくしておけたモンなんだけどねえ、その114個。