四十代のころ、がっつり引きこもりだったときがあった。
そのときは、毎日眠くてたまらなくて、昼も夜もほんとよく寝ていた。
寝てはいたけど、当時住んでいた地方には、バス10分で、ちょうど手ごろな山(丘?)があったので、わりとマメに通っていた。(クルマ持っていなかった。)
やっぱり、しょっちゅう登っておかないと、高いとこ、ぜんぜん登れなくなるから。
そうやって、メンテナンスしていても、たまに白山(はくさん/標高2,702m)とか行ったら、超絶しんどい。
あ、なんかに似てるなあと思ったら、そう、ピアノもおんなじ。
「どこか動かすハナシ」になると、とにかく日ごろから、そういうのをやっておかないと、たちまちダメになる。
ところで、「せっせと山に登れる」というのは、引きこもりと言えないのだろうか?
「山と図書館」はなんぼでも行けるのだが、ヒトとの会話が年間合計30分ぐらいの時期があった。
自分ではヒッキーだと思っていたものの、毎日やることがあってけっこう忙しい。
すると、どうも「ヒッキー」らしい屈託とかが出てこない。
外出先が「コンビニと図書館」に限定されると、がぜんヒッキーらしくなるだろうけど、私の場合は、そこに「山」とか「セミナー」が加わる。
なので、胸を張って「ヒッキーですねん」と言いづらかった。
いま現在、この状態もなんなのか、よくわからない。
いちおう自称「ぷー太郎」だ。
来年春には、ようやく「年金受給者」という不動の地位を獲得できるが、それまでのブランクをどう名乗ればいいのか?(いや、だれからも訊かれないが)
これまでなんの計画も立てたことがないから、「アーリーリタイア」でもない。
パートがしんどくて辞めて、無職になって、ああそうだ、60才から年金を繰り上げ受給しようと思いついただけだ。
もうこのままズルズル、一生「休み」がつづく人生に入っている。
だのに、いろいろ忙しいねえ。しんどいねえ。
しんどい理由のひとつに、いま、むかしほど長時間眠れないことがつらい。
四十代だったら、一日10時間ぐらい平気で寝られていたけど、五十過ぎてから、そんなに眠れなくなった。
とくに、ここしばらく、アタマがぶわぁ~となりっぱなしで、睡眠時間は6時間弱ぐらい。
しかも、1~2時間ごとに目が覚める。
時計を見て、まだこれだけしか眠れていないと、がっかりする。
なんとか寝られても、すごくたくさん夢を見て疲れる。
夢なんて、ここ数年まったく覚えていなかったのに、最近はおもくそ見るのよねえ。
まだまだオツムの再編成は進行中なんだろう。
もっと運動するべし。
きちんとメシ食うべし。
やるべきことをちゃんとやって、来年1月発表会、ちゃんと弾いて、そしたら、ごほうびで年金がもらえるんだな。
いやしかし、ほんまにもろてええんやろか?
まともに働いたためしがないから、なんか後ろめたいんだよねえ。
勤労者のみなさん、ほんとすいません。