ピアノレッスン第128回 記録 |そこで逃げて、いったいどうするつもり?

「逃げたな放棄したな」という文字と、「逃げる男性」のイラスト ピアノレッスン記録

今回は、ようやくモーツァルトを重点的に練習した。

部分練習、分割練習をなるべくていねいに、とくに弱音が出るまで念入りにさらったつもり。

だが、あんまりパッとしない。

練習しているわりに、すごく「不自由」なのだ。

昨日も、うまくハマらない感じが気色悪くて、はじめの数小節を何度もやってみたが、それほど効果なし。

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1日当たりの平均練習時間
レッスン日 平均練習時間/日
2022/1/25(火) 3時間05分
2022/2/1(火) 3時間05分
2022/2/8(火) 2時間52分
2022/2/15(火) 3時間56分

時間だけ見ると、たしかに増えている。

自分でもかなり練習したつもり。

これまでの経験に照らせば、レッスンでそれほど悪くないはず。

しかし、これが大ハズレだった。



ハノン

ハノン23番│1回目のレッスン

ハノン23番│1-2小節

ハノン23番│1-2小節

まずは、ふつうに弾いて。

下りのとき、右手「ソ→シ」の動きがぎこちなくて修正される。

つぎ、イメージは「まどろみ」で。

これも小さい音を出せるようにやってみたけど、「小さくやわらかい音」を均一に出すのは、とてもむずかしい。

「まどろみ」のほうは、まずまず。

この曲でもういちど、次回は「温泉」のイメージでとのこと。

ト短調スケール│1回目のレッスン

ハノン39番 ト短調スケール│1-4小節

ハノン39番 ト短調スケール│1-4小節

「苦手な調を選んで練習」シリーズ、その8。

嬰ヘ短調、嬰ハ短調、嬰ト短調、変ホ短調、変ロ短調、ヘ短調、ハ短調のつぎとして、今週はト短調。

調号が減ってきても、意外とむずかしい。

左手のくぐらせかたが、よろしくなくて不合格。

いま使っている楽譜 ハノンピアノ教本 全音ピアノライブラリー



ツェルニー40番の25番│合格(1回レッスン後)

ツェルニー40番-25番│1-3小節

ツェルニー40番-25番│1-3小節

一度弾いたのち、ほんの少しテンポを上げ、うんと軽~くなぞるように弾いてみる。

ウチで練習するときも、ふわふわとp~mpぐらいで弾いているけど、もっともっと小さく軽くだった。

私は、そもそも大きな音で「ダダダダ」と刻むように弾けない。

なので、ずっとふわふわふにゃふにゃでしのいでいるが、ふわふわなりに、なめらかに弾くのもタイヘン。

タイヘンだけど、すーっとつらなって聞こえるようになるのが、もちろんキレいだから、ああ、そうなりたいな、と願いつつ。

いま使っている楽譜 ツェルニー40番練習曲 全音ピアノライブラリー



バッハ:フランス組曲第4番 ジーグ│2回目のレッスン

バッハ:フランス組曲第4番 ジーグ│1-4小節

バッハ:フランス組曲第4番 ジーグ│1-4小節

うう、トリル大失敗とか、音抜け、ミスタッチと、たいそうマズい演奏になってしまった。

▼1小節は、3小節よりも低い音なので、落ち着いた音ではじめること。

バッハ:フランス組曲第4番 ジーグ│1-4小節

バッハ:フランス組曲第4番 ジーグ│1-4小節

▼5-6小節│7小節以降の長い下降の前なので、5-6小節は明るくしておく。

バッハ:フランス組曲第4番 ジーグ│5-14小節

バッハ:フランス組曲第4番 ジーグ│5-14小節

↑こういった「音の高さによるニュアンス」を、自分ではほとんど考えていなかった。




▼19小節、23-25小節│たくさん出てくるこの音型、1拍目と4拍目の「縦の線」をそろえる感じで。大きな音でもなく叩くこともなく。

バッハ:フランス組曲第4番 ジーグ│19-26小節

バッハ:フランス組曲第4番 ジーグ│19-26小節

▼27小節│はじめて「下向き」になるので、シックな音で。

バッハ:フランス組曲第4番 ジーグ│27-31小節

バッハ:フランス組曲第4番 ジーグ│27-31小節

▼三声になるところ│40小節、42小節の上の音を響かせる。

バッハ:フランス組曲第4番 ジーグ│38-43小節

バッハ:フランス組曲第4番 ジーグ│38-43小節

ああ、なんかすごく雑であわてた演奏になってしまって、げんなりした。

いま使っている楽譜 春秋社版 バッハ集 3



モーツァルト:ピアノ・ソナタ第4番K.282 第3楽章│4回目のレッスン

モーツァルト:ピアノ・ソナタ第4番K.282 第3楽章│1-6小節

モーツァルト:ピアノ・ソナタ第4番K.282 第3楽章│1-6小節

う~ん、バッハの失敗を引きずり、かつ曲の出だしがへなへなで、ああ、最後まで立て直しができなかった。

先生「あんまり楽しくないですね。どうしてですか?」

う~ん、う~ん、どうもとちゅうで逃げてしまったような気がする。

私「さいしょがうまくいかなくて……、あとずっと弾けなくなってしまいました」




先生「音が、オクターブ上に上がるだけでも楽しいでしょう?」と言われて、しばらく弾いてくださる。

そして「もっと曲の世界を生きてみましょう。この曲の登場人物はどんなひとだと思いますか?」

「え? あ、女性だと思います」

「どんな感じの女性ですか?」

「コミカルで、表情がクルクル変わるような」

「何歳ぐらいでしょう?」

「……16歳?」

「そうですね、そういう感じです。『セビリアの理髪師』のロジーナを思い出しますね。

物語を表現するために、メロディーも伴奏もあるのですから、もっと物語がわかるようにしてください」

そうだなあ、オペラみたいだと思うには思うけど、う~ん、弾くのにせいいっぱいで「語る」のに手が回らなかった。

いま使っている楽譜 モーツァルト: ピアノ・ソナタ集 第1巻/ヘンレ社/原典版



今日のレッスンを振り返って

モーツァルト、うまくいかずに、とちゅうで「逃げて降りてしまった」ことを深く反省。

ミスはともかく、サッと気もちを切り替えて、できる限りやればよかったのに。

でも、そうはできなくて、すぐにおざなりにしてしまった。

そこらへんは、自分の「弱さ」だなあ、とはじめて気がついた。

これ、けっこう根が深くて、帰り道、ずっと考えていた。

そしたら、ズルズルいろいろ出てきて、ああそうかとわかったら、スーパーから出た暗がりで、溝に落ちて、ころんでエラい目にあって、でもいちおう収穫はあったのよ。

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