去年4月にパートを辞めたら、深刻な運動不足になってしまった。
そしたら、住んでいるマンションの階段がヤバくなった。
エレベーターないんで。
じきに「1段1歩」では登れなくなった。
なので、「1段2歩」、1段ごとに両足そろえてよっこらしょ、とやっていた。
ココのマンション、学生専用マンションなので、ばあさんがヨボヨボ、手すりにすがって階段上り下りしていると、学生さんが怪訝な顔しよります。
私はとっさに「孫を訪ねてきたばあさんのふり」をするんだが、う~ん、そんなにしょっちゅう、ばあさんなんて来るかよっ?!
こないなババアが、どうして学生専用マンションに住んでいるか?
いやあ、2年半前、グランドピアノを弾きたくなって、音出し可だから、このマンションに引っ越してきたのよ。
不動産屋さんに「ババアでもええんですか?」って訊いたら、
「もひとり、社会人のひともおるし、大家さんもOK言うてます」
その社会人のひと、若いおなごでな、べつに学生さんに混じってもじゅうぶんイケる。
もう、怪しいのは私だけ。
ひじょうに肩身が狭いが、ピアノはずっと弾きたいので、ここに永住したい。
家賃さえ払えば住めるはずだが、そのうち要支援→要介護→在宅死。
いいのっかなあ♪ 学生マンションで、介護じゃー、寝たきりじゃー、お迎えが来たー(献体するから、マジですぐ迎えに来てくれる)、とかやって、いいのぉ~?
献体、父ちゃんもしたけど、献体の迎えのクルマって、猛烈早く来るのよ。
新鮮なのが大事なんだろ、きっと。
電話したらあっちゅー間に来て、父ちゃんストレッチャーにくくりつけて、ささーっと運び去っていった。
で、献体の話はなんぼなんでも、たぶんもうちょっと先。
今年1月1日からウォーキングをはじめた。
なるべく介護開始を遅らせたいと思いましてな。
2月の平均歩数 4,473歩/日
お、ええやん、なかなかええ調子やん?
2月はじめに、ヒザが曲がらなくなって蒼くなったけど、その後、歩数を増やすようがんばったら、少しずつ歩けるようになってきた。
まだねえ、階段は「1段2歩」だが、たぶん4月ごろには「1段1歩」で、ゆっくりでもふつうにイケるようになりそう。
で、なんとなく事前に予測していたとおり、「歩く」ほうが「弾く」ほうより変化が大きい。
ピアノ、練習しているものの、いやいや、ほとんど変化なし。
安定して「指が動かない」「テンポがくずれる」「まちがえる」。
ピアノを再開して2年10ヵ月たつ。
でも、こんなにどっしりヘタクソのまんまだと、ああ、変化を求めなくていいんだな、と。
それはそれでええのよ。
山登りでも、とくだん「上達」したかったわけでなく、ただ登って下りてくるのが楽しかったから、それの「ピアノバージョン」でいいのよ。
なんかねえ、自分にやさしくしてあげたいかな。
うんうん、トシだからぼちぼちでいいんだよって。
さて、「歩く」のは、たかだか1ヵ月でも変化を実感できる。
足の筋肉って優秀ですのう。
もう山なんか登らないけど、近所の河川敷までは行ってみたいかな。
そこからは、ずらーっと山並みを見渡せる。