人生、「必要なこと」しか起こらない

音楽

ピアノは、子どものころに習っていた。

レッスンをやめたのは、13歳(中学1年)の冬。

理由は、おカネがかかるから。

ほんとうは、う~ん、つづけたかったかね?

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でも、ピアノを弾くことに、それほど未練はなくて、その後はラジオで音楽番組を聞くほうに転向。

カセットテープに録音して、気に入った曲は何回も聞いて楽しんでいた。

しかし、高校卒業後、就職したのちは、忙しくなって音楽を聞くこともなくなった。

それが自然な変化だったので、ま、自分にはそんなに音楽は「必需品」じゃねーな、って感じ。

私の人生に、ぜったい必要だったのは「山」。




34歳のとき、たまたま登った低山でハイキングに目覚め、以来9年間、底が抜けるほど登りに登った。

それまでまったく運動していなかったので、2時間ほどのハイキングでも息絶え絶えだったが、登る楽しさのほうが圧倒的に上回る。

はじめてから数ヵ月で「日本百名山」が目標になり、そのまた数ヵ月後には「日本三百名山」完登に変更した。

というわけで、北は礼文島から南は屋久島まで、延べ600山ほど登りまくりましてな。

ただ、43歳のとき、遭難事故を起こしてからは、ちょっと腰が引けるようになってしまった。

近場の安全な低山を徘徊していると、なぜかピアノのことが、チラチラあたまをよぎる。

ピアノとともに、両親の問題(ずっと折り合いが悪かった)も浮上してきた。

あ、私はもしかして、一生「山ヤ」ではいられないかも。

これまた自然ななりゆきで、ピアノを再開したくなった。




よし、またレッスンを受けよう!

ということで、57歳(2019年)のとき、ピアノのレッスンを受けはじめた。

前回やめたのが13歳だったので、44年ぶりの再開。

大人になってから、あらためて習うと、子どものときより、もっとずっと楽しかった。

けれども、ピアノの騒音苦情が来てしまったので、残念ながら去年5月(60歳)で、いったんレッスンは中断。ピアノも売却。

その後、電子ピアノで練習して、途切れ途切れに5回レッスンを受けた。

そして、大きな変化があったのは、今年7月。

90歳の母が老人施設を出ることになり、母が住む土地に引っ越して、在宅介護生活がはじまる。

ピアノの先生のお宅からは、かなり遠方となった。

当初、私も見通しが甘くて、たまにレッスンに通うこともデキるんじゃないかと思っていた。




しかし母はもう、身の回りの世話は、ほとんど私の介助が必要。

転倒の危険があるので、長い時間、私が留守にできない。

ヘルパーさんに見回りに来てもらうという方法もあるそうだが、母は、他人がウチに来ることをとてもイヤがる。

というわけで、ピアノのレッスンは長期保留である。

こうなったのも、なにかの巡り合わせで、きっとプラスになる意味があるんだろう。

ピアノは、たまに練習している。

基礎はしっかり教えていただいたので、それを思い出しながら、自分なりにていねいに弾いている。

将来、もし必要であるならば、おそらくレッスンを再開できるだろうね。

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