90歳でも、あと20年は生きられそうな理由

日々のあれこれ

母が、左親指の巻き爪を化膿させてしまった。

もともと持病で糖尿病もあり、足の裏がチクチクする症状もある。

なんですか、糖尿病だと、足のキズもヤバいそうで。

だから、巻き爪からウミが出ているのを発見して、あわてて皮膚科クリニックへ連れて行った。

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すぐに処置してもらい、塗り薬を処方してもらう。

ただし、「毎日、せっけんで足をよく洗って、そのあと、巻き爪の下に塗り薬を入れてください」とのこと。

お医者さん「赤ちゃん用の綿棒が入れやすいけど、ふつうおウチにないでしょう?

だったら、つまようじでいいから、爪の下におクスリを入れてください」

うへえ、メンドくせー、足洗うんだって、風呂場に連れて行くのもひと苦労だし、巻き爪の下にクスリ入れるなんて、やったことねえっす。

ソレ、毎日だなんてっ?!

で、そもそもお医者さんが「つまようじでいい」と言われていた時点で、私はヤバッ!と反応していた。




すると、あとでやっぱり母ちゃんが、

つまようじだなんて、そんな痛そうなの、ぜったいイヤ!

赤ちゃん用綿棒、買ってきて!」と命じる。

へえ、へえ、ごもっともでごぜえます、と私はドラッグストアへ出向き、赤ちゃん用綿棒を探す。

でもさあ、そこのお店、2パックセットしか置いてなくて。

計400本の赤ちゃん綿棒なんて、どないっ?!

しかも、わりと高くて437円もする。

だが、治療の翌日から開始しないといけないので、アマゾンだのヨドバシだの待ってるヒマがない。

しゃーないんで、とっとと買ってきて、お母さまに差し出す。値段はナイショ。

さて、それでは「足湯」をば、と母を風呂場にお連れして、浴室介助用チェアに腰かけていただく。

うむ、足しか濡らしたらあかんので、低い位置でのシャワーが必要だ。

それには、↓この「マグネットシャワーラック」がめっちゃ便利。

このシャワーラック、ふだんは高い位置に付けており、水切りワイパーを差し込んでいた。

強力マグネットで、浴室の壁だったらどこにでも付けられる。

今回は、ずーっと下の部分に付けてシャワーヘッドを差してみたら、あんれまあ、足を洗うのにうってつけ。

肝心の母の親指だが、もうウミなんて跡形もなくなり、爪の色もピンク色になっていてびっくりした。

巻き爪の下をのぞき込んでも、ぽっかり空洞になっている。

石鹸を付けて洗ったら、さいしょは「沁みて痛い」と言っていたけど、じきになんともなくなった。

適温のお湯で洗い流しているうちに、母ちゃん、「気もちいいわあ」とゴキゲン。




さて、洗い終わったら、用心深く、母を介護ベッドへ移動。

またまた介護ベッドを、床上最高の65cmまで上昇させる。

あたしゃ、この介護ベッドを上下させるのが好きですのう。

ここまで上げると、母の足をイスの上にちょうど乗せられるので、爪の手入れがとてもやりやすい。

すっかりキレイになった巻き爪の下に、赤ちゃん用綿棒で、塗り薬を挿入する。

細めの綿棒でも、なかなか入りづらかったが、念入りに押し込んでおいたから、まあ、けっこう浸透するんじゃね?

そのあと、小さく切ったガーゼを当てて、メッシュテープで固定。

ふう、はじめてなので時間がかかったけど、明日からはもっと要領よくできそう。

それにしても、あんなにドス黒く変色して、ウミがにじみ出ていた爪が、たった1回の治療で、見ちがえるほどキレイになっていて仰天!

もちろんお医者さんのおかげだけど、母の身体の「生命力」みたいなモノもスゴいなあ、と。

90歳であっても、まだまだ回復しようという意欲がみなぎっている。

うん、この調子で、あと20年はがんばって欲しいのう。

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