三日前、病院から電話があり、
「コロナが発生したので、病院には入れません」とのこと。
コロナってどうなってるんしょ?
ここ数年ニュースを見ていないので、いや、なにがどうなってんのか、さっぱりわからん。
電話をくれた看護師さんも、お忙しいだろうから、私は、
「わかりました。ご連絡をありがとうございます」とだけ、まず答えた。
病院のなかで、だれかがコロナにかかったってことかなあ?
まあ、たぶんそうでしょ。
しかし、その翌日に手紙を持っていったら、べつに病院の入り口も入れるし、受付も開いていた。
なんか「完全封鎖」とかイメージしてたけど、通常営業?だったよ。
洗濯物の交換もしてくれた。
コロナって、服やタオルに付いて回るとか、そーゆーわけじゃないのか。
けど、面会謝絶がつづくのはキビしいのう。
いろいろ思い返すと、退院が決まらないのは、どうやら担当看護師さんが忙しすぎて、
私に、胃ろう指導をできないのが、ひとつの要因みたいだ。
面会者がナシになったら、少しはラクになるかな、看護師さん。
それとも、むしろなにやかやで、なんとなく退院時期がもっと遅くなるかな。
前回の面会のとき、けっこう私は、
「できれば、少しでも早く退院したいと、母も私も思っています」とハッキリ伝えた。
事前に、文書でも「おおよその退院予定を、わかるようならば教えてください」と、詰所に出しておいた。
だいたい私は、しゃべるのがイヤで、言いたいことがあると、すぐに文書を突きつける。
ソレって要するに、相手をハナから信用してねーんだな、と気がついた。
「口で言ってるだけじゃ、てめえ、どうせやらねーだろっ?!」と疑ってるから、
すぐ紙にして突き出すんだよな。
オラ、〇月〇日、たしかにおまえに渡しただろ、って証拠にしたいんだよ。
で、これからは、そういうの、ちょっとやめようか、と思った。
そんなふうに、いつもヒトを疑って、ケンカ売るの、やめようか。
てか、なにがなんでも、相手をコントロールしたいってのが、問題だとわかったんで。
やっぱりコレも、ルーツをたどると、「母とのコントロール合戦」なんだなあ。
どっちが主導権にぎるかで、はぁい、もうすぐ62年たっちゃうよ。
でも、今後は、母ちゃんとほんとに「平和」に過ごすつもり。
母がやりたいようにやってもらおう、と心底思っている。
そしたら、その延長で、あ、そっかー、退院時期も病院におまかせしようかなあ、と思ったのさ。
「周りの状況」を、自分でなんとか変えようだなんて、そんなメンドくさいこと、もうやめよう。
それより、ピアノ弾いてるほうが、よほどか楽しいわけで。
読みたい本も聞きたい音楽も、無限に湧いてくるんだから、そっちだな、これからは。