今日も「天国」だった│2回目の訪問入浴介護

日々のあれこれ

今日は訪問入浴介護の2回目。

デカいバスタブを持ってきてもらって、3名のヒトの介助で、全身浴できる入浴だ。

この訪問入浴を、毎週月曜日に来てもらう。

入院するまえは、週3回、身体介護として「自宅のシャワーで介助」してもらっていた。

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この週3回というのは、多いのか少ないのか?

先日「担当者会議」で、ケアマネさんが訪問入浴介護事業者さんに、

「このかたは、入院するまえ、週3回もシャワーを使っていたんですよ」と言っておられた。

ってことは、週3のシャワーは、90歳にしては多めということだろう。

サ高住では、週3回の機械浴だった。




そこのサ高住へ入った当初は、まだ自力でシャワーを浴びていたらしい。

それってたぶん86歳ぐらいか。スゴいな、そのトシまで自分でシャワーだなんて。

そもそも母はシャワーが大好き。

ええと、自分のデジタル日記を見返したら、いまから10年まえ、80歳のときは、まだ毎日シャワーを浴びていた。

あのころはまだ元気だったなあ。シルバーカー使わずに杖で歩けていたし。

結局シャワーの回数は、毎日 → 週3 → 週2 → 週1と減ってしまった。

いまはもう、起きるのがトイレのときだけなので、さすがの母も、週イチで寝たままぜんぶ介助してもらえる訪問入浴介護で、じゅうぶん満足している。

身体のおとろえには逆らえず、いろんなことへの「要求水準」が低下してきたね。

この点は、私にとって非常に助かる。




シャワーにしても、入院まえのヘルパーさん介助では、「他人に介助してもらうのは、気を使ってしんどい」ということで、退院後は私が介助する予定だった。

しかし、入院中にほぼ寝たきりとなり、かろうじて歩けるのはトイレだけ。

もはや浴室までの2ヵ所の段差を突破できない身となり、訪問入浴介護になった。

ちなみに、母本人は「訪問入浴介護」なんて知らなかった。

そりゃ、ふつーのヒトは「部屋のなかに、バスタブを丸ごと持ち込んで入浴介助してもらう介護サービス」なんて知らないよね。

私も、ネットを徘徊しているうちに見つけただけで、もちろん以前はまったく知らなかった。

さて、今日の訪問入浴介護も、看護師さん1名+ヘルパーさん2名で、テキパキと甲斐甲斐しくお世話していただいた。

いま利用している事業所さんは、古くから訪問入浴介護専門で手広くやっており、スタッフさんも多数いて、毎日5台の専用車がフル稼働しているらしい。




まだ2回目だが、前回と同じヘルパーさんはひとりで、あとふたりは別のかた。

みなさん、非常に熟達した様子で、明るく楽しく介助してくださる。

以前のように、ウチの狭い浴室でひとりのヘルパーさん介助より、自分の部屋で、3人にワイワイ楽しく介助してもらうほうが、母も気楽そうだ。

今日のお風呂も、みなさんが帰ったあと、母ちゃん大満足。

「寝たままで、ぜんぶ洗ってもらえるなんて天国よ!」

いや、まだ天国は早いっちゅーに。

今日は、手の爪切り、耳掃除までしてもらえた。

爪切りなんて、バスタブに浸かっている最中に、看護師さんがササッと切ってくれた。

そろそろ切らないといかんなあ、と私も思っていただけに、ほんと助かった。

介護現場歴20年。
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お笑い芸人として活躍しながらも、20年間の経験と介護への想いを綴った、コミックエッセイ。

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