ピアノの練習時間が、激減した。2時間ほど減った。
レッスン日 | 平均練習時間/日 |
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2021/8/17(火) | 3時間40分 |
2021/8/24(火) | 3時間21分 |
2021/8/31(火) | 3時間18分 |
2021/9/7(火) | 1時間21分 |
じつは、この一週間、ずいぶん体調が悪かったのだ。
体の節々が、あ、関節っていうのか、その関節がすっげえ痛い。
とくにヒザ。あと、腰、足首、手首、肩、指。ホネのつなぎめ、全滅。
加えて、だるい。しんどい。めまい。食欲なし。
ピアノどころじゃねえ。
うんと悪くて、ベッドにひっくり返っていると、たまにこう思う。
生きてるだけで、せいいっぱい。
こんなにしんどいなら、あと10年で”お迎え”来て、よろしおま。
まあ、こういう症状は、約11年前(48才)からあらわれた。
もの忘れがヒドくなったのも、ちょうどこのころからだ。
今回、あまりにも関節が痛くて動かないので、こないだ、いちおう病院に行った。
くわしい結果は、もうちょいしたら出るけど、またまた、
みんな、トシを取りますよ。
自然なことです。
うまくお付き合いしていきましょう。
っちゅーて、いつものように「仲良し(はぁと)提案」されそうだな。
それにしても、湿布ばかり大量にもらってもねえ。
指一本ずつ湿布って、難易度高すぎ。
水使うとき、どうすんの? そのたんびにはがしてー、また貼ってー、はがしてーってやるの?
そのためにハサミ使うだの、貼るはがすだのやったら、よけい悪くなりそう。
体調不良のとき、どう練習するか?
なんとか少しだけでも、鍵盤にさわっておきたい。
べつに弾いていなくても痛いのだが、そいつをなだめつつ、そーっと、ふわぁっと、へなへなーっと、弾いてみる。
音抜けなんか気にせず、とりあえず「鍵盤なでていたらオッケー」にしておく。
まあ、長い人生、ちゃうな、もう残り少ねーな、まあでも、人生、いろんなときがあるさ、と思っておく。
ぜんぜん練習できていなくて、ピアノの先生に申し訳ないけど、考えないでおく。
ちなみに、パソコンは音声入力できるので、しんどいながらもイケる。
ブログ書かないと → ブログ収入ゼロ → ピアノのローン払えない → ピアノ差し押さえ。
なので、ブログは書くべし。
ハノン
ハノン4番 → 合格
レッスンのはじめに、あちこち関節が痛くて、ほとんど練習できていないことをあやまった。
先生は、私の要領得ない説明を、じーっと聞いてくださった。
ハノン4番を弾いてみたら、先生は「それが、せいいっぱいですか?」とおっしゃる。
「はい、そうですね。これ以上はむずかしいです」
「さきほどのお話では、指だけではなくて、全身が痛いんですよね?」
「はい、老化です」
「そうでしたら、『ピアノを一時やめてみたら、治る』というわけではありませんね」
あ、ほんと。なるほど。先生、すっごく論理的。
まるで、ビリーフがはずれたみたいに、ちょっとポカーンとしてしまった。
私は、ついうっかり「ピアノ弾くと痛い、痛い、ああヤダヤダ、困った」って、ずっと思っていたけど、「ピアノ」と「関節痛」には、なにも因果関係がないんだよねっ!
先生「もし『しばらく弾かない』としたら、よけいに動かなくなる可能性もありますね。もちろん無理をしてはいけませんが」
ああ、もうそれは、「弾かない」ということは、私もまったく考えていなくて。
先生「よくわかりました。それでは、当分のあいだ、指に負担のかかることは、指示しないようにしますからね。
それに、レッスンを気にされて、無理に練習しないでください。
なにかあったら、一生に関わることですからね」
ハノン4番は、合格にしていただいた。
次回からは、5番以降ではなく、短めの31番を、課題に出してくださった。
ホ長調スケールとアルペジオ → 合格
「アルペジオは、いつもよりよかったです」と、先生は笑われた。
「えーっ?! どうしましょう?」
「でも、ちょっとベタベタですね。リップクリーム塗りすぎ、みたいな感じです」
できるだけ改善を試みつつ、ラクに弾けるように意識したら、2回目で合格。ふう。
いま使っている楽譜 ハノンピアノ教本 全音ピアノライブラリー
バッハ:フランス組曲第4番 クーラント → 4回目のレッスン
この曲は、ウチでさらっていたとき、手が痛くて、ほそぼそとぎれとぎれ、ちっせえ音で弾いていた。
でも、バッハって、ちっちゃい音でゆっくり弾いても、きれいなんだよねえ。
このクーラントという踊り、ほんとは軽快で、生き生きとテンポの速い踊りなんだけど、自分でぽっつんぽっつん弾いても、わあ、いいなあって。
先生「これは、これできれいですよ。
そういえば、ずっと前は、こういう感じでレッスンしていたなあと、思い出しながら聴きました」
そうなんだ。う~ん、こんなに弱々しかったんだ。また、そうなったんだ。
▲後半(17小節以降)は、
「まるで、ガス燈がボッと灯るかのように。あちこち、ポッ、ポッと灯っていくイメージで。それも、黄色いあかりが灯るかのように」
ああ、なんてうつくしい表現。あかりがにじむ景色が目に浮かぶ。
▲いちばん最後の小節は、
「両手のミ♭で、和音は完成していて、あとは『そうよね』と、後追いするだけです」
う~ん、また、すごいこと、教えていただいた。
いま使っている楽譜 春秋社版 バッハ集 3
ベートーベン:ピアノ・ソナタ第5番Op.10-1 第1楽章 ハ短調 → 5回レッスンのち、中止
このソナタを「ふわぁっ」と弾くのは、至難の業でして。
もう弾く前に、先生がちゃんと「この曲はつらいですよね。いまは、やめておきましょう」と言ってくださり、ホッとした。
そして、新しい課題として選んでいただいたのが、モーツァルトのソナタ。
あ、このソナタだったら、そうっと弾けそう。
ふわふわ小ぢんまりでも、なるべくきれいに弾けるように、ぼちぼち練習しよう。
いま使っている楽譜 春秋社版 ベートーヴェン集 1
ツェルニー40番の17番 → 1回目のレッスン
▼そもそも、先週もらった新しい課題は、この16番だった。
で、その先週のとき、先生「手に負担がかかるようだったら、17番にしてください」とおっしゃった。
んで、とりあえず16番を、右手だけ弾いてみたら、2小節目で、あっけなく撃沈した。
あ、この6度を「2→5→2」で弾くのは、鬼じゃん?!
▼なので、あっさり17番にした。
17番もけっこう「鬼」なんだけど、テンポ「♩20」ぐらいだったら、なんとか弾ける。
なんかまたもや「三輪車」に戻っちゃった。
せっかく「原チャリ」ぐらいイケてたのに。
けれども、先生は「フォームを見直すいいチャンスですよ。決まった音型で、かならず同じ動きができるように、ゆっくり体のなかで感じられているか、確かめながら弾きましょう」
そうだなあ。
このところ、ついつい「速く弾くこと」にこだわってしまって、フォームがくずれたり、テンポが走ったりしがちだった。
いま使っている楽譜 ツェルニー40番練習曲 全音ピアノライブラリー
今日のレッスンを振り返って
「体調不良」は、ああ、はい、「プレゼント」なんだね。
べつに「不良」ではないな。
「良い」も「悪い」もない。
そこに、ただ「そういう症状がある」だけ。
でも、もしかしたら、それは「ない」のかもしれない。
「ない」のに、「ある」と、いま「そう思いたいだけ」なのかもしれない。