【大損|悲惨】「狭小中古マンション」の購入と売却 その8|リフォームの頼み方、ヤバかったのは”コレ”

「しまった、勝手にやらないほうがよかった」という文字と、「机に伏している男」のイラスト 【大損|悲惨】「狭小中古マンション」の購入と売却

どこにリフォームを頼むか?

ショールームに足しげく通いながらも、さて、どこで工事してもらおうか?

その当時は、賃貸マンションに住んでいた。駅から徒歩3分。

都会にあるショールームへ行くために、しょっちゅう電車に乗って出かけていた。

そしたら、駅へ行くまでのとちゅうに、ふと、ある工務店が目に入った。

その工務店は、5階建てマンションの、1階に店舗をかまえており、お店の前には、リフォーム事例もディスプレイしてあった。

リフォームのビフォーアフターを、まじまじ眺めていたら、ふうん、よさげだね。

ちょっとリフォームの話だけでも、参考に聞かせてもらおうと、お店に入ってみた。

あのう、こんど中古マンションを買う予定で。
入居前にリフォームを考えています。
小さいワンルームなんですが……

工務店さん
工務店さん

ワンルームのリフォームですか?
うちは、よくやっていますよ。
どうぞ、どうぞ。

すると、その工務店が入っているマンションは、まるごと一棟を、工務店が所有しているとわかった。

工務店さん
工務店さん

空いているお部屋を、見学されますか?
ワンルームのリフォームが、どんなのか、参考になりますよ。




リフォームした部屋をじっさいに見せてもらう

興味津々で、一室を見せてもらうと、ほう、壁紙の一面は「アクセントクロス」にしてあって、なかなかオシャレだった。

「アクセントクロス」とは、壁紙の一部だけ、色や素材の違うクロスを貼ってアクセントにするインテリア手法のことだ。

アクセントクロスを使ったワンルーム事例

アクセントクロスを使ったワンルーム事例

出典 壁一面で個性を出そう。アクセントクロスが映えるおしゃれなお部屋まとめ|goodroom journal

窓枠・ドア枠のところも、アクセントクロスにマッチする、いい色合いのペンキが、ツヤツヤ塗られていた。

この枠も、クロスに合ういい色ですね。

工務店さん
工務店さん

でも、そのペンキは、もともと下にあるペンキに、上塗りしただけですよ。
だから、ちょっとなにかぶつけたら、ハゲやすいんです。

あれれ? そんなこと、わざわざ言わなくてもいいのに。

でも、かえって、正直な工務店さんだなあ、という印象を持った。

工務店さん
工務店さん

主人は、もともと大工だから、凝り性なんですよ。
枠のキズなら、そこだけ塗ればいいのに、ぜんぶ塗り替えちゃって。
どんどん手間かけちゃうの。

ふうん、工務店の社長さんは、元大工さんだったんだね。

あとで、ネットでその工務店のサイトをしらべると、戸建て建設のほうがメインのようだった。



リフォームって、相見積もりを取ったほうがいい?

後日、社長さんにお会いしたら、めっちゃよくしゃべりはるひとで、元職人さんというより、ベテラン営業マンのようなかただった。

工務店の社長さん
工務店の社長さん

下がり天井のところに、収納造作ですか?
だいじょうぶですね。
それだったら、このぐらいのぶ厚さの壁を新しく作って、ああして、こうして……

私が「1」訊いたら、「10」ぐらい説明してくれる。

なんとなく、「家作るの、大好きパワー」があふれているなあ。

中古マンションの引渡しが終わったあとは、社長さんといっしょに行って、下見もしてもらった。

できること、できないこと、代案とか、これまたたっぷり教えてもらう。

とはいえ、「ぜひ、ウチでリフォームを!」みたいな売り込みもない。

リフォームって、たぶん相見積もりを取ったほうがいいかもしれないね。

まあ、そうだろうなあとわかっていたものの、この地元工務店さんのベテランぶりに、すっかりほだされちゃって、もうココにお願いしようと決めた。



工務店はパーフェクトだったのに、私がやらかした失敗とは?

結果的に、私の思い描いていたリフォームの、120%を実現してもらえた。

なにひとつ、ミスもなく、とてもていねいにぜんぶ仕上げてくれたのだ。

ちなみに、同じマンションに住んでいたひとが、たまたま私の部屋を見る機会があり、そのひとは、リフォームにいたく感心して、その同じ工務店にフルリフォームを依頼した。

ちょうど、消費税が上がりそうな微妙な時期だったけど、工務店のあの社長さんは、システムキッチンだけ、税金が上がる前に、早めに仕入れて、自社倉庫で預かってくれたらしい。

リフォームしたひとは、そういうキメ細かい対応に、とてもよろこんでいた。

同マンションのひと
同マンションのひと

あの工務店にお願いして、ほんとによかったわ。

たまたま、いい工務店さんだったから万事OKだったものの、ほんとは相見積もりを取ったほうがいいかもね。

めんどうだけど、勉強にもなるし。それに、金額だけで決めるものでもないし。




しかし、私は、ひとつだけ失敗した。

それは、ユニットバス交換を、あらかじめユニットバスの会社と、別途契約してしまったことだ。

どうやら、そういうユニットバスも含めて、すべて工務店にお願いしたほうが、もっと安くなったらしい。

工務店の社長さんは、あからさまには言われなかったが、なんとなくそういうニュアンスだった。

そうかもねえ、ユニットバス交換に 745,500円は、アレだったかもねえ。

それプラス、工務店にお願いしたリフォーム費が、さらにかかって……

やっばーい!

ヤバい話は、まだまだつづく。

つづきはこちら
【大損|悲惨】「狭小中古マンション」の購入と売却 その9|だってぇ~、好きなモンは好きだよねえ?(超ワガママ)
シロウトのクセに、エラそうにリフォームを考えてみる 私は、「一般的なリフォームのやりかた」を知らなかった。 いま思えば、ネットなり本なりで、「リフォームとは、こうする」というプロセスを勉強しておけばよかった。 しかし、8年前の...
前回はこちら
【大損|悲惨】「狭小中古マンション」の購入と売却 その7|「廃人さん」は"アレ"に75万円使いました
ごめん、好きになれへん|3点ユニットバス 古めのワンルームマンションではおなじみ、3点ユニットバス。 出典 一人暮らし物件に多い3点ユニットバス。どう使えば快適?|CHINTAI情報局 それまで住んでいた賃貸ワンルーム...
シリーズの「その1」はこちら
【大損|悲惨】「狭小中古マンション」の購入と売却 その1|2013年2月(50才)99万円で購入
2013年2月(50才)に中古マンション購入して、フルリフォームし、同年4月(51才)に入居した。 その6年半後、2019年9月(57才)に、そのマンションを売却した。 まあ、大損しとるんだけど、それって、結局どのぐらい損しよっ...
タイトルとURLをコピーしました